フィルタリングソフトの入手方法は?
フィルタリングソフトを入手するには、電気量販店やインターネットショップなどでパッケージソフトを購入する方法と、プロバイダに用意されているオプションサービスに加入する方法があります。
パッケージソフトは多機能なフルスペック版を利用できますが、ユーザー登録やソフトのバージョンアップの際の更新・料金支払いが発生する場合があります。
また、プロバイダのオプションサービスでは月々のオプション料金を支払うことでCD-ROMの買い替えや更新料の支払いは必要ありませんが、プロバイダが採用しているフィルタリングサービスによって使える機能に違いがあります。
パッケージ版を購入するか、プロバイダのオプションサービスに加入するかは、機能や更新の手間などを比較検討して決められると良いでしょう。
フィルタリングソフトを使っていれば安心?
「有害サイトをブロックすればインターネットはもう安心」でしょうか。残念ながらフィルタリングソフトを利用したからといって100%有害サイトをブロックできるという保証がありません。あの手この手で生み出される有害サイトのなかには、フィルタリングソフトの網をかいくぐって表示されてしまうサイトもあるからです。
また、フィルタリングソフトの機能を超えた範囲での有害情報には当然対応できません。たとえば「インターネットエクスプローラー(IE)のみ対応」のフィルタリングソフトを利用している場合、IE以外のブラウザでインターネットを閲覧していれば、有害サイトのフィルタリングは行えません。対応バージョン以外のブラウザを利用している場合も同様です。
インターネットへのアクセス以外の方法で有害情報へアクセスする場合には情報のフィルタリングが行えないことも頭に入れておきましょう。メールに添付されてきたファイルやお友達から借りたCD-ROMといった内容はフィルタリングソフトではチェックできません。
フィルタリングソフトの力を過信せず、保護者の方も定期的にお子さんのパソコン環境を確認するようにしてください。「知らない相手から届いたメールを開かない・返信しない」、「有害な情報を貸し借りしない」、「保護者の許可なしに新しいソフトをインストールしない」といったことは、あらかじめご家庭での約束事としてしっかり話し合っておきたいものです。
有害サイトをブロックしたうえでルール・マナーを守ってインターネットを利用すれば、悪質な情報や第三者との接触を極力避けることができます。ソフトによってインターネット環境を整え、保護者の方によるチェック体制を整え、お子さんの安心安全なインターネット環境を作ってあげてください。