雑貨/北欧・ヨーロッパ雑貨

パリのアクセサリー作家 Caline

フランス・パリでアクセサリー作家として活動する日本人女性にお会いしてきました。蚤の市などで見つけたアンティークを使い、女性らしくエレガントなアクセサリーを制作しています。

江澤 香織

執筆者:江澤 香織

雑貨ガイド

アンティークパールのネックレス

ヴィンテージパールのネックレス。少し黄みがかった、珍しい色合い。

「Câline」というブランド名で活動している、アクセサリー作家の朝美さん。フランス語で「かわいがる」とか「あやす」という意味があるそうです。パリに住み始めて4年目とのことですが、元々昔から古着が好きで、ものを捨てることが嫌いだったため、リメイクなどをして楽しんでいたそう。フランスの古いものを大事にする文化を知り、アンティークやヴィンテージなどにも興味を持つようになったそうです。古くて、たとえ傷ついたり壊れたりしていても、素敵な輝きを持った素材を見つけ出したとき、ヨーロッパ・アンティークならではの独特の雰囲気を大切にしつつ、何かきちんと使えるものに変身させることができたら、と試行錯誤を重ね、アクセサリー作りが始まりました。

アンティーク素材を使ったアクセサリーいろいろ

アンティーク素材を使ったアクセサリーいろいろ


朝美さんのつくるものは、可愛らしいながらもシックな大人っぽさがあり、程よいバランスに甘さが抑えられているのも魅力のひとつ。また、品のある華やかさを持ちながら、カジュアルな普段使いにも合うのです。アンティークという素材はパワーの強いものが多いので、その良さを最大限に引き出しつつ、シンプルなデザインに仕上がっています。また、良く見てみると、素材をひとつひとつ丁寧に吟味し、組み合わせにも細やかなこだわりが感じられます。

ヘアアクセサリー

ヘアアクセサリー。スタイリング小物もアンティークにこだわる。

パリで出会った朝美さんに、ものづくりについて、いくつか質問をしてみました。

Q.アクセサリー作りの楽しさは何ですか?

ステキな材料を見つけた時にとてもテンションが上がります。バラバラになっている物を合わせて一つにしていくのが楽しいです。


Q.ものづくりで悩むことは?

自己流でやり始めたので、技術が足りない部分がまだまだあることです。


Q.フランスでものづくりをすることのメリット、デメリットは?

メリットは古くて味のある物や建物を至る所で見ることができるので、自然と創作意欲が湧くことです。デメリットは。。。やっぱり言葉の壁です(汗)。

ヘアアクセサリーいろいろ

ヘアアクセサリーいろいろ


Q.フランスにいることで何か影響を受けたことはありますか?

フランスの生活には時間がたくさんありました。この時間を使って、何をしてもいいし、何もしなくてもいい。と思った時に、私には何ができるだろう、何がしたいだろうと考えました。正直、楽しいことも辛いこともたくさんあるフランス生活の中で、私が見つけた胸がキュンとする物がフランスの古いボタンやリボンでした。


Q.どんなものを作りたいと思っていますか?

もとは昔の人が愛用していたであろう物、もしくは昔からあるけど使われていなかった物を使って作っているので、新しい形になってこれからさらに長く愛される物が作っていければ嬉しいです。


Q.今後やりたいことなどありますか?

私はパリで挙式される方のお手伝いもしているので、ブライダル用のアクセサリーや、ヘアアクセサリーを作りたいと思っています。私の作るもので幸せのお手伝いができれば嬉しいです。

アトリエの様子

アトリエの様子

現在日本での販売はまだ少ないのですが、これからジワジワ活動の場を広げていく予定だそうです。興味のある方は、ぜひお問い合わせしてみてください。(日本への海外発送も承っているそうです)。


Câline
http://caline-paris.com/wp/
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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