香港ハンセン指数とは?

香港ハンセン指数とは恒生銀行の関連会社であるハンセン指数サービス(HSIサービス)により算出されている重要な株価指数の1つです。アジア太平洋の主要指数では日経平均株価、香港ハンセン指数、ASX200指数(オーストラリアの株価指数)がよく取り上げられますが、それだけ重要な指数の1つです。歴史は古く1964年7月31日を基準日として、その日の時価総額を100として算出する時価総額加重平均指数となっています。指数構成銘柄はさらにハンセン商工業株指数、ハンセン金融株指数、ハンセン公益事業株指数、ハンセン不動産指数の4つに分類されます。

2010年7月時点の組み入れ銘柄数は43銘柄あります。構成銘柄の上位10銘柄を見てみると、HSBC(おおよその構成ウェート:15%)、中国移動(9%)、中国建設銀行(7%)、中国工商銀行(6%)、中国人寿保険(5%)、中国銀行(5%)、中国海洋石油(4%)、中国石油(4%)、 新鴻基地?(3%)、 騰訊(3%)。このように上位10銘柄で構成ウェートの61%を占めるわけですが、ここで1点気がつくことがあると思います。そう、中国の文字が多いことです。香港ハンセン指数は、その名の示すとおり、香港株式市場の主要指数ですが、その中身は、現在では多くが中国企業によって占められているのです。

実際のところ、香港は中国の一部ですし、中国の国際的な窓口としての役割を果たしていますので、おかしなことではありませんが、数年前は構成ウェートのほとんどを香港企業が占めていたことを考えると、ここ数年でいかに中国が伸び、その存在感を大きくしているかが分ります。ちなみに、外国人が買うことの出来る株式市場は他に、中国本土の市場である上海B株や深センB株市場がありますが、もともとはこちらの市場に中国の有望企業を上場させていく狙いもあったようですが、外国人投資家が投資をする場合は、公用語に英語があり、国際会計基準や開示の方法も国際スタンダートに近い香港の方が便利なこともあり、結局上海B株や深センB株は取引量が増えず、現在ではこの両市場には新規上場が何年も無い状況が続いています。その一方で、有望中国企業は続々と香港市場に上場してきており、香港市場に占める中国企業の割合は、今後もさらに大きく伸びていくのではないかと思われます。
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