これからの妊娠・出産・育児は夫の協力が不可欠
共働き世帯が増える中、夫の協力が不可欠だと言われていますが…… |
しかし現実には、赤ちゃんが生まれたからといって仕事量や残業時間が減るといった恵まれた環境にいるパパはまだまだ少数派。男性の家事・育児参加については社会や企業の制度も手探りの状態な今、大多数のパパたちは家庭での時間確保すらままならない現状に限界を感じているようです。
そこで今回は、「どこまでできる?新米パパの家事協力」という視点から考えてみたいと思います。
まずは「出来ること・出来ないこと」を整理する
特に「平日の家事分担・家事協力」についてはガイドも相談されることが多いのですが、最初からあまりにもレベルの高い分担や当番制を意識する方も多く、度々驚かされています。実際には就業形態や通勤時間などはそれぞれに違いますし、パパの帰宅時間にも大きな差があるわけですから、まずはそれぞれの置かれた環境に応じて、「出来ること・出来ないこと」を整理することが大切だと思います。ガイドの個人的な意見としては、以前に「0から始める家事分担、基本はついで家事」という記事でも紹介したように、まずは無理のない家事協力からスタートするのが良いと思うのですが、当サイトが行ったアンケート「ビジネスマンの平日、あなたの帰宅時間は?(有効回答数223)」をもとに、平日の帰宅時間帯別に新米パパの家事協力がどこまで可能なのか考えてみましょう。
当サイトで実施したアンケートの結果、イマドキのビジネスマンの半数以上は21:00以降の深夜帰宅組。平日の家事協力、あなたはどこまで出来ますか? |
■19:00までに帰宅できるのなら……
19:00までに帰宅できるパパは最も少数派、全体のわずか11%という結果でしたが、この時間帯に帰宅できるパパは非常に恵まれているともいえます。帰宅途中の買い物から料理や掃除、赤ちゃんのお世話まで十分にこなせる余裕があるのですから、積極的な家事協力によって分担体制も理想に近づくのではないでしょうか?
■帰宅時間が19:00~21:00なら……
この時間帯に帰宅するパパが一番多いようですが、ガイドはこの時間帯に帰宅するパパにこそ家事協力が求められていると思います。「子供は夜9時までには寝かせたい。」などの目標が達成できるかどうかはパパの協力次第、「ちょっとゆっくりしてたら、もうこんな時間……」なんてありがちなケースを回避して、ゆとりある時間が作れるかどうかは、帰宅直後からの積極的な家事協力が鍵を握ります!
■帰宅時間が21:00~23:00なら……
パパの帰宅時間が21:00以降となると、日頃から協力できる家事はかなり限定されてきます。強いてあげるとすれば、食べ終わった食器を洗ったり、お風呂上りに洗濯機を回したりと、翌朝のことを考えて「自分で出来ることは自分でする」という程度ではないでしょうか?家族みんなで食事をしたり団欒の時間を持つには遅すぎますし、この時間まで育児や家事に奮闘していたママのことを考えると、妻に依存しすぎない夫を目指すのがベストです。
■帰宅時間が23:00以降なら……
ここまで深夜帰宅となると、家事協力よりもパパの健康管理のほうが心配です。家事協力については週末に挽回するとして、まずは休養を第一に考えましょう。ただし、帰宅時間がこれだけ遅いということは、その間のママは一人で育児や家事に奮闘しているということもお忘れなく!
パパの家事協力とママの満足度、
それは必ずしも時間や労力に比例しません
家事分担に理想は付き物ですが、大切なのはお互いにアンフェアだと感じない関係づくりでは……? |
しかし、家事に協力した時間やその労力とママの満足度が必ずしも比例するということではないと思います。お互いを思いやる気持ちやちょっとした気遣いによって十分にカバーできることもたくさんあると思います。また、家事の分担・協力に理想は付き物ですが、お互いの理想についてはきちんと話し合い、相互理解できているでしょうか?
大切なのはお互いにアンフェアだと感じない関係づくり。家事の分担・協力に限らず、要するに「今、何が出来るのか、何が求められているのか」を気兼ねなく話し合うことのできる夫婦関係の先に、理想の家庭があるのではないでしょうか?
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