仕上げ歯磨きの瞬間だけは、かわいい子どもが小悪魔に見える!?
仕上げ歯磨きに大切なポイントを、歯科衛生士さんに伺いました! |
そこで今回のテーマは「歯磨き」です。日頃から歯科検診などで歯みがきの指導をしている歯科衛生士さんに、「これだけは知っておきたい、仕上げ歯みがきのポイント」を伺いました。
基本は5つのポイント。さっそく写真で解説していきます。
ポイント1 口の中がよく見える体勢で!
歯医者さんが治療をするような体勢が理想的です |
ポイント2 歯ブラシを正しく握って、軽くみがく!
グリップ握りは力が入りすぎるのでNG!歯や歯茎を傷つけることがあります |
鉛筆の握り方が正解! |
この握り方なら力を入れすぎることが無くなり、ブラシを細かく動かしやすいので理想的です。
ポイント3 歯ブラシは横に細かく動かす! 1ヶ所あたり10回以上が目安
歯ブラシは横に細かく!1ヶ所あたり10回以上を目標にしましょう |
ポイント4 歯ブラシの毛先を確実に当てる!
前歯はブラシを直角にあてます! |
奥歯と違って、前歯はまっすぐに生えているので、歯の面に直角に当たるように歯ブラシをあてましょう。短いストロークで1本ずつ丁寧に磨いてあげてください。
歯と歯茎の間にブラシを当てるように磨きます! |
歯ブラシを斜めに傾けて、歯と歯ぐきの間に歯ブラシを当てるようにして磨きます。上下左右、内側も外側も同じように歯ブラシを当てます。力を入れすぎると子どもが最も嫌がるところだと思いますが、歯と歯ぐきの間には歯垢がたまりやすいのでしっかりと磨いてあげてください。
奥歯の噛み合わせ面は虫歯要注意箇所です!念入りに磨きましょう |
奥歯の噛み合わせ面はとても虫歯になりやすいところです。まずは力が均等に加わるよう水平にみがき、角度を変えて念入りに磨きましょう。目視で確認しながら、細かいストロークで磨いてあげてください。
前歯の裏側はブラシを縦に使います |
前歯の裏側は歯ブラシを縦に当てて磨きます。
細かいストロークでかき出すように磨くことによって少しくぼんでいる部分の歯垢も取り除くことができます。
ポイント5 歯磨き剤は、「ぶくぶく」うがいが出来るようになってから!
歯磨き剤って、いつ頃から使い始める? |
「仕上げはパパ」は育児分担の基本中の基本かも?
「仕上げはパパ!」は育児分担の基本中の基本かも!? |
上記の5つの基本を抑えていれば「仕上げ歯磨きは、ほぼパーフェクト!」なのですが、あまりにも完璧を目指しすぎては子どもが嫌がるのも無理はありませんね。上手くできたらオーバーアクションで褒めてあげるなど、子どものご機嫌をとりながら、早い段階で習慣化したいものです。ガイドの経験上、歯ブラシを持ったママが子どもを追いかける姿を見るよりは、パパ主導で習慣化する方が望ましいような気がします。
わずか数分の歯磨きですが、その間はママも他のことができますし、イライラすることもなくなるわけですから、「仕上げ歯磨きは、育児分担の基本中の基本かも?」と思ってしまいます。
子どもが「歯磨き、パパと一緒に上手にできたよ!」とニッコリ笑ってくれれば、それだけでママのストレスは吹き飛んだりするものですから、仕上げ歯磨きは、「パパの出番」でいってみましょう!
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