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育児休業が夫婦のバランスを危うくする?(2ページ目)

育休は、短いけれども社会的な保障を得て、ゆったりと子育てに専念できる時期。でも、この「育休」をきっかけに共働き夫婦のバランスが崩れてしまう場合が意外と多いものなのです。

猪熊 弘子

執筆者:猪熊 弘子

子育てガイド

「両立が辛い」と感じる原因を探ろう

赤ちゃんとママ、パパ
パパは育児・家事にどのくらい関わっている?
今、「仕事と家庭の両立が大変!」と辛く感じているママは、その原因を探るため、どんなことが辛いのか、リストアップしてみましょう。そうすると、それが仕事そのものなのか、家事の負担なのか、子育ての負担なのか、ハッキリしてきます。さらに、そうなったのはどの時点からだったのかを振り返ってみて。

そうすると、育休中のパパの関わり方に気付く人もきっといるはずです。辛いと感じることのリストを、パパに見せて相談してみましょう。子どもに関わる部分では、確かにどうしてもママでなければできないこともあると思います。でも、よくよく考えると、「自分でなければダメ」と思い込んで、子どもをパパから遠ざけてしまっている部分もあるかもしれません。今からでも遅くないので、パパを子育てに巻き込みましょう。

また、もしこれを読んでいるパパは、自分のことを振り返ってみてほしいのです。子どもを扱うのが苦手、家事もできればやりたくない、とママに押しつけていませんか? 子育てと家事と仕事を全部抱え込んでいるママの負担がどれほどのものか、想像してみてはいかがでしょうか。

育休中でも共働き時代と変わらずに

まだ育休中の方は、「この時期の過ごし方がその後の夫婦のバランスに影響を与える」ことを知って欲しいと思います。そもそも、育児休業するのは、家事をするためではありません! 子どもとじっくり触れあい、自分の手でしっかり育てるために休業しているのです。「自分はただ休んでいるのではない。これは子どものための休業なんだ」と、そのことをパパによ~く伝え、共働きの時代と同じように、家事を分担してもらうべきです。

「私ができるから、私がやればいい」と全部抱え込んでいては、結局、自分がつぶれてしまいます。育休明けの生活の激変は、ママにとっては本当に大きな変化。精神的に、肉体的に参ってしまうのを避けるためにも、今から備えておくことが必要ですよ。
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