幼稚園と保育園、子どもにとっていい方を選びたい!と思うのは当たり前の親心ですよね。では、両者にどんな違いがあるのでしょう? 幼稚園と保育園とでは、まず、「管轄」しているお役所と、元になる法律が違います。幼稚園は文部科学省で学校教育法に基づき、保育園は厚生労働省の管轄で児童福祉法に基づいています。保育時間も違います。幼稚園は4時間が基本ですが、保育園は11時間が基本。子どもが毎日、長時間過ごすのが保育園ということになります。

預ける条件も違っています。親が働いているなどの事情で、日中、子どもと一緒に過ごせない家庭では、保育園を選ぶ場合がほとんどです。また、幼稚園、保育園どちらにも、公立、私立の園があります。

ただ、この幼稚園・保育園事情は地域によって、かなり差があります。元々女性の就労率が高いために保育園がほとんどだという地域や、三世代同居が多く、親が働いていても祖父母がいれば幼稚園に入るのが一般的、という地域もあります。「幼稚園か、保育園か」を選ぶことができない地域も、実は珍しくありません。「どっちがいいの?」と悩めるのは、ある意味、恵まれているのかもしれません。

幼稚園がいい!は完全な偏見

保育園の子ども
「保育園の子はかわいそう」は祖父母世代の偏見
今、親世代になった人たちが子どもだった頃までは、「幼稚園は教育で、保育園は福祉」という住み分けがある程度ハッキリなされていたことから、親になった今でもそのイメージが頭に染みついている人も多いかもしれません。そのために「子どもの教育のためには幼稚園がいい」と、未だに思い込んでいる人も多いのです。特に、「教育ママ&パパ」であった祖父母世代には、そのような考え方が当たり前になっていることも。親は幼稚園、保育園に枠にとらわれていなくても、祖父母からの意見が強く、幼稚園を選んだ、という人も、依然として多いようです。

しかし、ネット上でもそういった偏見がかった意見が多数見受けられます。たとえば「保育園の子たちは落ち着きがない」とか「保育園に通っていたのでは小学校での勉強に遅れてしまう」……といったような内容。多くの場合、特に保育園に対して、ネガティブな意見になっていることが多いものです。でも、それらが保育園にお子さんを預けている方からの意見であることはなく、祖父母世代などから聞いた「風評」や「噂」で書き込んでいることがほとんど。根も葉もない噂と断じるべきです。

「幼稚園だから」「保育園だから」という考え方は、今の時代、ハッキリ言って偏見に過ぎません。というのも、現在、幼稚園も保育園も国が作った「保育指針」という共通の教育理念に基づいて運営されているからです。幼稚園であっても、保育園であっても、未来を支える子どもたちとして、適切な教育を行い、大切に育てていかなければならないことになっているのです。

>>園の個性を見極めよう!>>