預ける条件も違っています。親が働いているなどの事情で、日中、子どもと一緒に過ごせない家庭では、保育園を選ぶ場合がほとんどです。また、幼稚園、保育園どちらにも、公立、私立の園があります。
ただ、この幼稚園・保育園事情は地域によって、かなり差があります。元々女性の就労率が高いために保育園がほとんどだという地域や、三世代同居が多く、親が働いていても祖父母がいれば幼稚園に入るのが一般的、という地域もあります。「幼稚園か、保育園か」を選ぶことができない地域も、実は珍しくありません。「どっちがいいの?」と悩めるのは、ある意味、恵まれているのかもしれません。
幼稚園がいい!は完全な偏見
「保育園の子はかわいそう」は祖父母世代の偏見 |
しかし、ネット上でもそういった偏見がかった意見が多数見受けられます。たとえば「保育園の子たちは落ち着きがない」とか「保育園に通っていたのでは小学校での勉強に遅れてしまう」……といったような内容。多くの場合、特に保育園に対して、ネガティブな意見になっていることが多いものです。でも、それらが保育園にお子さんを預けている方からの意見であることはなく、祖父母世代などから聞いた「風評」や「噂」で書き込んでいることがほとんど。根も葉もない噂と断じるべきです。
「幼稚園だから」「保育園だから」という考え方は、今の時代、ハッキリ言って偏見に過ぎません。というのも、現在、幼稚園も保育園も国が作った「保育指針」という共通の教育理念に基づいて運営されているからです。幼稚園であっても、保育園であっても、未来を支える子どもたちとして、適切な教育を行い、大切に育てていかなければならないことになっているのです。
>>園の個性を見極めよう!>>