ママも「慣らし仕事」期間
慣らし保育も終了。いきなり全開ではなく「子持ちモード」に
「保育園の先生に預けてバイバイする時に、赤ちゃんが腕をこちらに伸ばして泣きっぱなし。自分もつらくなって、思わず涙ぐんでしまいました」
この4月も、新しく子どもが入園したママたちから、そんな話しを何度も聞きました。初めての環境に子どもは一瞬、パニック状態。毎朝、ママやパパと別れる瞬間は大泣きの連続で当たり前です。
でも、慣らし保育を終える頃には、少しずつ新しい環境に慣れてきたのではないでしょうか? もちろん、まだまだ泣いているお子さんもいるでしょうが、さほど心配はありません。ママやパパと別れる瞬間は悲しくなってしまったとしても、その後は先生やお友だちと楽しく過ごしているはずです。お迎えに行った時に、ママやパパの姿を見つけて、ニッコリするわが子の顔を見ると、「今日も1日元気で過ごしたんだね」と思わず声をかけたくなります。
子どもが保育園に戸惑いながら徐々に慣れていくように、職場復帰したママ(あるいはパパもいるかもしれませんね)も、最初は久しぶりの「大人の社会」にちょっと戸惑うかもしれません。私にもそんな経験がありました。思うように言葉がスラスラ出てこなかったり、身のこなしが遅くなっていたり……。ラッシュアワーの苦痛を忘れていたために、久しぶりに乗ったラッシュの電車の中で気分が悪くなって倒れそうになったこともあります。
職場復帰したばかりの人は、自分も子どもと同じように「慣らし仕事」期間なんだとゆったり構えて欲しいと思います。