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認可保育園、公立、私立はどう違う?

認可保育園入園に向けて、園選びも大詰めの時期。今回は、入園を控えたパパ&ママによく聞かれる質問のひとつ、「公立と私立はどう違うの?」です。

猪熊 弘子

猪熊 弘子

子育て ガイド

ジャーナリスト。名寄市立大学特命教授 (一社)子ども安全計画研究所代表理事。 保育・教育、子ども施策などを主なテーマに、執筆・翻訳、テレビ・ラジオ出演、講演を行なう。4人の子どもの母。著書多数。『死を招いた保育』(ひとなる書房)で第49回日本保育学会 日私幼賞・保育学文献賞受賞。

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園選びもそろそろ本腰を入れる時期
来年4月の認可保育園入園に向けて、園選びも大詰めの時期。年内あるいは年明けすぐに応募書類を提出しなければならない自治体もありますから、そろそろ本腰をいれないといけないですね。

今回は、入園を控えたパパ&ママによく聞かれる質問のひとつ、「公立と私立はどう違うの?」です。

おしなべて安心レベルの公立

保育園
公立保育園には自治体が運営している安心感が。先生の質も高い
公立保育園の良さは、なんといっても自治体が運営していることの安心感でしょう。この10年ほどの間、保育士の採用が少なかったため、若い先生には特に優秀で情熱を持っている人が多く見受けられます。加えて、公務員として保育士という専門職の研修や勉強を積むチャンスにも恵まれています。さらには、経営破綻することが滅多にない(絶対ない、とは言い切れない昨今です)のも公立の良さでしょう。

よく、「公立の園は融通が聞かない」と言いますが、必ずしもそうとは限りません。中には私立の園よりもずっと融通が聞く場合もあります。園によって、また、園長先生の考え方によって融通が聞くかどうかは変わってくるものです。

公立保育園の場合、先生の「転勤」があります。数年ごとに先生が転勤して少しずつ変わっていきますので、卒園してから園に遊びに行っても、建物だけが同じで知らない先生ばかりだった、ということも。それが公立のちょっと悲しい点ですが、転勤があることで先生たちのバランスがシャッフルされていくことで、一定の「質」を保っているということも言えるでしょう。

それでは、私立園の特徴は? そして最近増えている公設民営とは?>>
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