保育園には、「認可」と呼ばれるものと、「認可外」とされるものとがあります。一般に、「認可園=質がよい」「認可外園=質がよくない」と思われがちですが、本当にそうでしょうか?
「認可外園」の中には、人手が足りずに充分な質の保育が行えないところもありますが、「認可外」ならではの柔軟性で、個性的な保育を行っているところもあります。
その中のひとつ、「共同保育所」の魅力について、3回シリーズでお届けします。
信頼できる保育園は、「認可」園だけ?(1ページ)
個性的な認可外園(1ページ)
「共同保育所」ってなに?(2ページ)
具体的には、どんなところ?(2ページ)
現在の「子育て」にこそ、必要なもの(3ページ)
信頼できる保育園は、「認可」園だけ?
「共同保育所 ごたごた荘」の子どもたち。 |
これは、保育園選びの「常識」です。
通える範囲の保育園をひとつひとつ、きちんと見学して判断していくのはかなり大変。その中で、「認可=国が定めた基準を満たしている」という事実は、ひとつの判断材料にではあります。
が、この「基準」というのは、保育室の広さや園庭の有無、保育時間、保育士の数などについてが主なもの。
「認可/認可外」という区分は、「保育の質の高い/低い」とイコールではないのです。
個性的な認可外園
「認可外園」の中には、認可園と遜色のない、または認可外園ならではの柔軟な保育サービスを行っているところがあります。園庭がなかったり、施設が多少見劣りする場合もありますが、家庭的な雰囲気が、小さい子どもには馴染みやすいということも。
保育時間も、保護者の要望に応えられるよう、長めになっているところも多いようです。
そのような、長い保育実績のある認可外園の多くは、自治体の助成を受けています(各自治体に問い合わせれば、そのような認可外園の情報も教えてもらえます)。
そうした「自治体の助成を受けている、個性的な認可外園」のうちのひとつに、「共同保育所」と呼ばれるものがあります。
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