第3位:「親などからの資金援助」でリフォーム
リフォーム費用の捻出方法の第3位は「親などからの資金援助」でした。といっても、全額を親に出してもらうケースとは限らず、リフォーム計画途中で費用不足となり、両親に相談して不足分を出してもらったというケースもありました。親にほとんどの費用を出してもらったという施主は「いずれ両親と一緒に住むことも十分ありえるのだから」と、両親を説得したそうですが、結果、当初は予定していなかった和室のリフォームも計画に入れることになったようです。
反対に、最後まで自己資金だけでリフォームを検討していたある施主は、リフォーム契約直前になってから「費用面で妥協したリフォームになるくらいならやめなさい。もっと真剣に自分の家のことを考えなさい」と両親に説得され、資金援助を受けて満足度の高いリフォームを実現したそうです。なんともうらやましい限りです。
「リフォーム資金の贈与は非課税措置のある今がお得!」の記事でも取り上げましたが、一定の条件を満たせば平成23年12月31日までの特例でリフォーム資金の贈与が非課税になります。こういった制度があることが、ランキングの順位を押し上げる結果につながったのかもしれません。
第2位:「リフォームローン」を利用した
やはりリフォームローンは力強い味方のようです。当初はローンを組む予定ではなかったが、そうそう頻繁にはできないリフォームだけに、予算重視の安易な妥協はできないという理由で、最終的にローンを利用する方も多いのです。「当初は全額自己資金の予定だったが、途中で予算が足りないことがわかり、不足分を業者が提携しているクレジット会社系のリフォームローンにした(リフォーム総額360万円のうち、リフォームローン110万円)。」という施主の話にあるように、リフォームローンはやはり予算不足となった場合の心強い費用捻出策であることがわかります。
今回のアンケートでご回答いただいた施主のローン利用の傾向として、全リフォーム費用の30~50%をローンで対応している方が多かったようです。中にはほぼ全額ローンで対応したという施主もいらっしゃいましたが、この方は将来に備え貯金をできるだけ確保しておきたいという理由からでした。
次のページでは、リフォーム費用の捻出方法第1位と、番外編をご紹介します。