投資の割合=大きな値動きの割合と考えてみる

401kの資産運用では「元本確保型商品:満期保有すればマイナスにならないが利回りは低い」と「投資信託型の商品:元本保証はないが、値動きはよりダイナミック」のバランスで行われます。このとき何となく投資信託の購入割合を決める人があまりにも多いのですが、実はここが自分の運用をコントロールする最大のツボなのです。
(「そこをちゃんと会社は教えてほしい」という人もいるでしょうが、会社が社員に買う買わないの推奨をすることは法律上禁止されているため、ズバッと教えられないのです)

例えば、元本確保型の商品の利回りが年0.3%だけれど元本割れはしないとします。投資信託については年4.0%の利回りが期待できるものの、±20%のブレがありうるとします。
このとき、「元本確保100%+投資信託0%」「元本確保50%+投資信託50%」「元本確保0%+投資信託100%」の3パターンを考えてみます。(以下の利回りは1年後の値動き)

「元本確保100%+投資信託0%」のケース
 ・全額が元本確保型商品で運用されますので元本割れのリスクはありません。ただし大きく増える可能性もありません。
 ・期待できる利回り:+0.3%
 ・運用がうまくいった場合:なし(+0.3%)
 ・運用がうまくいかなかった場合:なし(+0.3%)

「元本確保50%+投資信託50%」
 ・元本確保型商品と投資信託を半分ずつ持った場合です。元本割れのリスクが資産の半分ありますが、大きく値上がりする可能性も資産の半分あります。
 ・期待できる利回り:+2.15%
 ・運用がうまくいった場合:+12.15%
 ・運用がうまくいかなかった場合:-7.85%

「元本確保0%+投資信託100%」
 ・全部投資信託を買った場合です。資産の全てが大きく値上がりする可能性もあれば、大きく値下がりする可能性もあります。
 ・期待できる利回り:+4.0%
 ・運用がうまくいった場合:+24.0%
 ・運用がうまくいかなかった場合:-16.0%

これはどういうことかというと、「1.投資をする割合が高いほうが期待できる利回りも高くなり」、「2.投資をする割合が高いほど元本割れする可能性も高くなり」、同時に「3.投資をする割合が高いほどうまくいくと大きな高利回りを得る可能性も高まる」ということです。その両方も勘案して、自分の投資比率を決めておく必要があるわけです。

さて、考え方が分かってきたところで、次のページでは10%刻みの早見表をご紹介します。自分の投資割合検討の参考にしてみてください。

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