開校32年にして高い進学実績を誇る智辯学園和歌山高校

和歌山県下の最難関私立高校である智辯学園和歌山高校

和歌山県下の最難関私立高校である智辯学園和歌山高校

1978年に開校された智辯学園和歌山。「和歌山の教育界に新風を」という和歌山県の要請により開校された学校である。中高6年一貫教育を和歌山でいち早く導入し、開校32年にして高い進学実績を誇る進学校として名を馳せる。

そんな智辯学園和歌山高校が、1985年より開設したのが「編入コース」。東京大学や京都大学、国公立医学部をはじめとする難関大学への進学実績を着実に伸ばし、全国でも有数の実績を誇っている。学校は、これまで培ってきた中高6年一貫教育の“おいしい”部分を、いかに取り込むかを考慮したとのこと。そのため、初年度の1年間で内部進学生との進度差を補正すべく、約2年間分の授業をみっちり受ける。1コマ70分で、毎日6コマというハードなものだが、中学5年生(高2段階)で、内部進学生と合流。最終学年では大学入試に備えて演習をしっかりやっている。こうすることで、中高6年一貫教育のメリットを享受できるという。

各自の進度に合わせた毎日の補習授業に加えて、土曜日(第2週は休み)も5コマの授業を行っている同校。夏休みも7月下旬~8月8日、8月23日~8月31日までは午前中に授業、午後を補習にあてている。進む分量は多いが、時間をかけることで各自に合わせた適切な学習進度となっているのだ。

将来のなりたい自分を明確にし、徹底支援

将来、自分がやりたいことは何か、どんな仕事に就きたいのかといった問題を考える契機として、同校では中学4年次(高1段階)のホームルームで職業調べを実施。興味のある職業に就くためにはどうすればよいかを知ることからスタートさせる。もちろん、すでに医学部へ行こうと決めている生徒には、医進補充授業も用意。

また、卒業生を講師にした講演会などを実施することで、進路に迷いのある生徒たちに将来の夢や目標を見い出すための動機付けも行っている。開校32年を迎え、卒業生たちがいろんな道の専門家として頭角を現してきている。そういう先輩たちの話が、生徒たちの進路に大きく影響を与えている。

現在東大に在籍している卒業生たちに合格体験を語ってもらい、今やっていることや将来の夢、さらに東大に入るための勉強方法を話してもらう機会も作っている。将来の“なりたい自分”を明確にすることで、やるべきことが見えてくるはず。なりたい職業から大学や学部を選び、それに向かっての過程を逆算していくことで、今何をしなければいけないのかを自覚できると考えている。