節約/節約関連情報

水道代節約の基本

こまめに止めるなど、基本的な節水を心がけましょう。

和田 由貴

執筆者:和田 由貴

節約ガイド

節水は基本に忠実に

水道料金は地域によって単価が違うのが特徴で、傾向としては人口が多い都市部の方が比較的安く、田舎では高めになるようです。これはインフラにかかる金額の負担分が違うためと言われていますが、いずれにしても節水に気をつけることは節約のためにも環境のためにも重要です。

家庭の中で使用量が一番多い場所はトイレ、次いで多いのはお風呂です。水道はこれさえすれば大幅に節約できる!というような大技はありませんので、基本的な節水を心がけましょう。

トイレ

家庭の中で水の使用量が一番多いのはトイレですが、トイレは故障や詰まりの原因になるため安易な節水は禁物です。特にトイレタンクの中にペットボトルやレンガなどを入れて水位を上げることは止めましょう。

大、小のレバーがある場合は、きちんと使い分けをすること。掃除の際などにやたらと水を流しすぎないこと。浴室とトイレが近い場合は、残り湯を利用するのも良い方法です。

最近のトイレは節水効果が非常に高いものも多く、従来品の1/3程度の水量で済むような商品も出ています。簡単に買い替えられるものではありませんが、リフォームなどをされる際には節水効果の高いトイレを選ぶようにしましょう。

お風呂

残り湯は洗濯や掃除などに活用しましょう。シャワーの使用は15分で浴槽一杯分程度に相当しますので、短時間の使用で済む場合を除き、浴槽に湯をはり残り湯を有効活用した方が経済的です。

シャワーの使用時はこまめに止めることが節水に有効です。水量を減らすことのできる節水シャワーヘッドを利用すればさらに効果的。節水シャワーヘッドは手元に止水ボタンが付いているものを使えば、よりこまめに水を止めることができるのでおすすめです。

食器洗い

水を流しっぱなしにせず、洗い桶などに貯め洗いをするのが基本です。

食器洗いで使う水の量を減らすのに一番効果的なのは、できるだけ洗剤の使用を少なくすること。洗剤を多く使うとそれをすすぐための水がたくさん必要になるためです。

基本的に油汚れなどの頑固な汚れもの以外は、洗剤を使う必要はありません。アクリルたわしなどを利用するのも良い方法です。また、食器の汚れ度合いを考え、汚れの少ないものと油ものとの分け洗いをするのも大切です。油汚れの物も、ヘラや古新聞などでざっと汚れを落としてから洗うようにすれば洗剤の使用も少なくて済みます。

他には調理段階での排水を有効に利用することです。米のとぎ汁、野菜を洗った水などを流してしまわず洗い桶に取っておく習慣をつけましょう。特にパスタなど麺類の茹で汁は、でんぷん質を含んでいるため油汚れを落とすのに非常に効果的です。

洗濯機

最近は、お風呂の残り湯を利用するために便利なバスポンプが付属している洗濯機が多くなっています。残り湯は積極的に利用しましょう。特に冬場などは真水より温い残り湯の方が汚れを落とす効果も高くなります。

縦型槽とドラム式を比較すると、ドラム式の方が圧倒的に節水効果が高いです。また全自動洗濯乾燥機の場合、ヒートポンプを搭載している機種の場合は乾燥時の節水効果もあります。

製品によっては年間のコストが数万円違うということもありますので、洗濯機を買い替える際は機能だけでなくランニングコストをしっかりチェックしましょう。
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