韓国の麺料理
見るだけで涼しくなっちゃう! コシのある麺がたまりません |
韓国に来たら絶対食べたい料理の1つにネンミョンがありますよね! ネンミョンにはムルレンミョン(スープ式の冷麺)とビビンネンミョン(スープ無し混ぜ冷麺)があります。ムルレンミョンは、牛肉や鶏肉でとったスープと水キムチの汁などが混ざったスープに、蕎麦粉で作った麺が入っています。真鍮や金属製の器に盛り付けられており、容器まで冷え冷え。好みでお酢やカラシを加えてもOKです。ビビンネンミョン(混ぜ冷麺)は、ジャガイモやサツマイモのでんぷんで作った麺を、コチュジャンと薬味入りのタレを良く混ぜて食べます。どちらも麺はコシがあるのではさみで切って食べても大丈夫。冷麺専門店で食べられるだけでなく、焼肉屋さんでシメとして食べたりもします。
冷麺は夏によく食べられていますが、実はもともと冬の味覚。韓国の家はオンドルで暖かいので、冷たい冷麺も美味しく食べられます。ちなみにムルレンミョンは北朝鮮の平壌が、ビビンネンミョンは咸興(ハムン)が発祥の地です。冷麺屋さんの看板には、しばしば咸興冷麺と書いてある店もあるので、一目でどちらのスタイルの冷麺屋なのか分かるのです!
韓国式のうどんがカルグクス。さっぱりしているので昼食にいかが? |
「カル」は「包丁」、「グクス」は「麺」で、包丁で切った麺料理のことです。鶏や煮干、コンブなどでダシをとったスープで直接麺を茹でるのが特徴。とろみがあり、あっさり塩味です。具材としてあさりやズッキーニなどが入っていることもあります。
歯を真っ黒にしながら食べるチャジャンミョン |
中国にも炸醤麺と言う名の麺料理がありますが、チャジャンミョンはそれとはかなり異なります。真っ黒な味噌ダレとタマネギや豚肉などを片栗粉でとろみをつけながら炒めた特製のタレを太い麺の上にかけてあります。美味しく食べるコツは黒いタレを箸でしっかり絡めること。甘めの味付けで、子供から大人まで、韓国人ならみんな大好き。中華料理店で扱っており、安くて美味しい上、電話で注文すればどこにだって配達してもらえる手軽さも人気です。チャジャンミョンは仁川チャイナタウンの某店が発祥と言われており、現在は中国にも逆輸入されているという、韓国風の中華料理と言えます。
屋台のB級グルメ
トッポギはみんな大好きな国民的おやつです |
トッポギは4~5センチ程度に細長くカットした白いお餅を、コチュジャン(唐辛子味噌)で和えた食べ物で、韓国人が一番好きなおやつです。屋台の定番メニューでもあります。屋台の前で紙コップに入れられたトッポギを食べる人の姿は、韓国ならどこでも見られる光景。甘辛のコチュジャンソースともっちりしたお餅の感触は、一度食べたらやみつきになってしまいます。お店によって、コチュジャンの作り方や量、味が違うので、いろいろ食べ比べて見るのも面白いですよ!
その他の韓国グルメ
パジョンは雨が降る日によく食べるんですよ! |
外はカリカリ、中はしっとり。野菜に小麦粉をつけて焼いたパジョン(チジミ)は、マッコリやドンドンジュのおつまみにピッタリ! キムチパジョンやヘムル(海鮮)パジョンなど種類も豊富です。
※写真提供:韓国観光公社