海外航空券の種類と選び方
個人で旅行するときに航空券(エアチケット)や航空会社(エアライン)選びで迷ったことはありませんか? 国際線航空券の種類としくみ、お得で賢い選び方などをまとめました。
国際航空券の運賃のきまり
|
国際航空運賃には規定の計算ルールがある |
国際線の運賃は、いったいどのようなしくみで算出されるのでしょうか。国際線の運賃のことを国際航空運賃と呼びます。これは世界各国の航空会社が加盟するIATA(国際航空運賃協会のこと。「イアタ」と通称します)が決定します。そして、各国政府の認可を得たのち、正式な運賃(これを公示運賃と呼びます)として発表されます。このとき決定された運賃は、あくまでも直行運賃なので、実際の旅行のときには決まったルールにしたがい、その都度算出されるしくみです。
国際航空運賃にはエリア分類がある
IATAは、世界を3つのエリアに分けて、地域ごとに運賃会議を開いてきました。ですから、周遊するプランをつくるときには、旅行経路のほか、このエリア分類を知っておくと、とても便利です。
- エリア1:南アフリカ大陸と近隣の島(グリーランド島、西インド諸島、カリブ海の島々等)、太平洋西部の島々(ハワイ諸島、イースター島等)
- エリア2:ヨーロッパ、アフリカ、中近東
- エリア3:アジア全域と近隣の島、東インド諸島、ロシア、オーストラリア、ニュージーランド及び近隣の島、太平洋の島々のうち、エリア1に属さない地域
旅行経路とは、出発地から目的地までの経路をさします。ヨーロッパ路線に南回りと北回りがあるように、途中降機も含めると複数の経路があります。国際航空運賃は、こうした旅行経路によっても運賃が違ってきます。