日光東照宮でパワーをもらおう!

一ノ鳥居
空高くそびえ立つ杉の木に守られた東照宮への入口・石鳥居
世界文化遺産登録もされており、約400年以上の歴史を持つ大変有名な日光東照宮。外国からの観光客も多く、世界からも注目されているこの場所は、江戸幕府を開いた徳川家康公を祀るために作られました。

江戸幕府2代将軍・徳川秀忠公によって小さな堂が建てられた後、3代将軍・家光公の「寛永の大造替」によって、豪華な現在の姿になったのです。

現代では「パワースポット」などとも呼ばれ有名な場所ですが、その歴史は古く江戸時代から信仰の場とされてきていたのです。
 
三神庫
日光東照宮の入口近くに佇む倉庫・三神庫。三神庫の上部には、「想像の象」が描かれている
■三神庫(さんじんこ)
五重塔を過ぎ、進んでいくとまず目に飛び込んでくるのは、金と赤で彩られた建物。これは、「三神庫」という、例祭などに使う道具などをしまっておくための倉庫。倉庫ですらもこのきらびやかさ! 注目は、上部に描かれたゾウ。東照宮の美術を担当した天才・狩野探幽が、本物のゾウの姿を知ることなく、資料などをもとに想像で描いたため「想像の象」と呼ばれています。
 
神厩舎
有名な三猿の描かれた神厩舎。欄間にはぐるりと猿の彫刻が彫られている
■神厩舎(しんきゅうしゃ)
三神庫の向いには、「見ざる・聞かざる・言わざる」で有名な三猿の描かれた神厩舎があります。これは、神馬をつないでおくための厩舎。扉のすぐ上の部分、欄間にはぐるりと猿の彫刻が彫られています。三猿が有名ですが、それはここに描かれている猿の一生の物語のシーンのほんの一部。

実は8つのシーンが描かれているのです。生まれた子猿が親離れをし、将来を夢見て、時には落ち込みながら、恋愛もし、結婚、自分自身が親となり、子供の将来を案じ、子供たちへの教えを行う……。その子供たちへの教えが、「子供は悪いことを見ざる、聞かざる、言わざる」というものであり、それを描いたものが三猿の彫刻なのです。
 
神厩舎
ガイドが最も心打たれた「人生の崖っぷちにおいても、励ましてくれる仲間がいる」という教えのシーン
8つの彫刻の中でも、ガイドが特に胸を打たれたのが5つ目のシーン。落ち込んでいる猿の背中に、別の猿がそっと手を置いている絵が描かれていました。舎の前の説明書きには、「人生の崖っぷちにおいても、励ましてくれる仲間がいる」とありました。

あなたはどのシーンが一番心に残るでしょうか。ぜひ本物を味わいに、訪れてみてください。
 
陽明門
東照宮のシンボルとも言える、陽明門
■陽明門(ようめいもん)
本殿へと向かう入口に堂々と立っているのが、東照宮のシンボル・陽明門。門全体に500あまりの彫刻がびっしりと彫られています。また、左右の外壁にも美しい彫刻の数々が。龍、獅子などの霊獣のほか、様々な人物たちの登場する物語が描かれているのに注目です。
 
眠り猫
陽明門から、奥社のほうへ進む途中の通路にいる「眠り猫」
■東回廊(ひがしかいろう)
東回廊は、陽明門から右手の方向へ進んだところにあります。奥社のほうへ向かう途中の回廊となっています。その頭上に見えてくるのが、国宝・「眠り猫」の彫刻。

眠り猫は、正面から見るとすやすやと眠っている表情のため、平和を表すと言われています。しかし、斜め左側から見上げると起きているかのような表情に。そのため、ネズミ一匹をも通さない社の守り神とも言われています。
 
奥社
日光東照宮の核心。徳川家康公の眠る宝塔
■奥社(おくしゃ)
眠り猫のいる東回廊を抜け、207段ある石段を登って行くと、徳川家康公が眠る奥社へと辿りつきます。石段は、まっすぐに立った杉林に囲まれ、神聖な空気が流れているのを肌で感じることができます。ガイドはGWにも訪れましたが、多くの人でひしめく中でも、しっかりとそこに流れる空気の違いを感じることができました。
 
奥社
樹齢600年以上と言われるご神木
徳川家康公の眠る宝塔の横には、樹齢600年以上と言われるご神木・叶杉が。願いごとがなんでも叶うと言われています。

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■日光東照宮
住所:栃木県日光市山内2301
TEL:0288-54-0560
拝観時間:4月~10月 8:00~17:00、11月~3月 8:00~16:00
拝観料:1300円
定休日:無休
アクセス:JR・東武日光駅から中禅寺湖方面行きで7分、西表参道下車、徒歩10分
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