ETF/ETFに投資をするときの取引法とコスト

一目でわかるETFvs投資信託vs個別株(3ページ目)

この株価の下落を好機ととらえ、2008年10月、東証、大証ともにETFの売買が急増、個人投資家の注目を浴びています。投資信託と株との違いが一目瞭然にわかるよう比較してみました。使い分けのヒントにどうぞ。

執筆者:牧野 なな子

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この分散効果と積立が投資を左右する

分散と積立のしやすさ

■分散
ETFの魅力はなんといっても、低コストで分散投資できること。2008年11月現在、東京証券取引所に上場しているETFは58本で、うち国内の指数対象が53本、海外や金の指数対象5本と日本が中心ですが、大阪証券取引所は、11本のうち、国内が4本、海外や金が7本と多岐に渡っています。日経225やTOPIXだけでなく銀行や電力、通信といった業種別、新興国である中国、韓国、南ア、ロシアの株、インドやロシア、ブラジルの通貨、また、金や商品に連動するものも売買されています。

■海外ETFを利用した国際分散投資
国内に上場している海外のETFは新興国中心ですが、海外で上場しているETFは先進国のものも充実しています。国内の証券会社で購入できる海外ETFも年々増加中。世界各国の株式や債券のETFを組み合わせて、国際分散投資をすることが可能です。

楽天証券SBI証券マネックス証券など、海外ETFの説明のサイトも充実していますので、覗いてみてはいかがでしょう。

■積立て
積み立てで投資するには、投資信託の右に出るものなし。ETFの積立も一部の証券会社で始まっていますが、手数料が割高なので少しづつ購入するには効率的ではありません。

株式にもるいとうという積立制度がありますが、少額投資で分散を狙うならやはり投資信託で積み立てするのが無難といえるでしょう。

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