豊かな生活の代名詞「別荘」。持つのはいいけれど、維持・管理が大変だったり、行ったときにまず掃除、帰るときにも掃除にゴミ処理と、別荘ライフは結構手間がかかります。そこで、この問題を解決する会員制「リゾートクラブ」が生まれ、今静かなブームなっています。
「リゾートクラブ」会員権を発行している会社は現在10数社、代表的なクラブに「東急ハーヴェストクラブ」「プライベートリゾートエクシブ」「ダイワロイヤルメンバーズ」「サンメンバーズ」などがあります。システムは、リゾート用のマンション、ホテル、別荘などを複数の人で共有し使いたい時に使うというもので、権利形態によっては「好きな時に、好きな場所を、小額で」利用できます。
リゾートクラブは権利形態、利用施設、利用方法により様々に分かれます。
<権利形態>
□共有制:所有権を複数で購入するもの。
所有権を登記する。
固定資産税を負担する。
メンテナンスの責任が発生する。
倒産した時には、資産が残る。
□預託金制:利用権を購入するもの。
メンテナンスの責任は会社にある。
倒産した時、預託金は保護されない。
□保証金制:利用権を購入するもの。
入会保証金は、設定利用期間で全額償却。
退会が可能。
<利用施設>
□1箇所のみ:購入した施設のみ使用。
□複数の施設:すべての施設を利用できる。
□フランチャイズ型:会員となる施設は1箇所。
そこの(優先)利用権を持つ。
他の施設も利用できる。
<利用方法>
□利用券:無記名方式
毎年利用券が定数発行される。
□カード式:記名式と無記名式がある。
記名式は本人と同伴者に限り利用可。
無制限に利用できる。
□タイムシェア―式:購入した1週間を利用できる。