デフレ下で注目を浴びている「デパート友の会」。1年半ぶりに、新宿・銀座・池袋のデパートをピックアップし「友の会」の優待内容を比較しました。お得度がアップしたデパートがある一方、まさかのサービス低下も……。
■デパート「友の会」とは?
デパート友の会には、毎月一定額を1年間積立てて、満期時に「12ヶ月分の買物券+年数回の観劇にご招待」という「観劇コース」と、「満期時に1ヶ月分のボーナスがプラスされ13ヶ月分の買物券(またはプりペードカード)を受取る」という「積立(ボーナス)コース」の2タイプあります。
「積立(ボーナス)コース」が、いわゆる年8.33%程度の高利回り金融商品ということで今人気急上昇中。友の会買物券は、同じ百貨店であれば全国どこででも使えますが、一部使用制限(「デパ地下でも友の会優待!」参照)があるので注意が必要です。一方「観劇コース」は、京王や?島屋など僅かなデパートが取り扱うだけとなりました。
■1口3,000円から
「友の会」は、当たり前ですが入会金・年会費は無料。毎月の積立額は、1口=5,000円、1・3・5万円が多く、この他に3,000円、2万円を設けているところもあります。
1口=3,000円はお手頃コースなのですが、「京王、東武、小田急のみが取扱い。また、京王と東武は口座振替はできない」など、少し利用しづらいのが難点です。
「友の会」では、ボーナスや観劇招待以外に旅行や食事会など様々な優待を設けています。実は「これがとっても魅力なの!」という人が多いのです。それではどんな優待があるのかいくつかチェックしてみましょう。
■割引それともポイント?
先ず魅力度No.1の優待は、購入する際に受ける割引やポイントサービスです。この優待、実は支払方法によっては受けられないことがあるのです。「そんなアホな……」と後悔しないよう、入会前にしっかりチェックしましょう。
「割引」は、購入の際にその場で割引くサービスで、対象最低単価を決めているデパートもあります。ポイントサービスは、購入額の数%をポイントとして付加し、「1000ポイント→1000円買物券」に交換するものです。ポイントやポイント買物券には有効期間があり、期限までにポイント買物券に交換しなかったポイントは切り捨て、使わなかったポイント買物券は無効になります。
<割引サービスを採用しているデパート>
●三越
・買物優待制度(加入金2000円・消費税別)に加入すると現金での買物に対し5%割引。
●松屋
・現金での買物に対し2%割引。
●?島屋
・中元期、歳暮期に友の会窓口カウンターで5%割引券を発行。
・友の会買物券と5%割引券の併用はできる。
●東武
・現金、友の会買物券等での買物に対し5%割引。
・年数回10~20%割引を実施。
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