株の勝敗を決めるのはズバリ「売りどき」。売りどきを制するものが株式投資を制するといっても過言ではありません。
でも、売買に慣れていない人にとって、売るタイミングを見極めることは、買うことの何倍も難しいもの。そこで、今回はここぞ!という売りどきを見極めるためのポイントをご紹介します。
売らないことには永遠に利益は出ない
含み益は絵に描いた餅のようなもの。利益確定しないことにはいつの間にか消えてなくなってしまう可能性も。 |
含み益はいわば絵に描いた餅。せっかく何十万もの含み益が出ていたとしても、タイミングを探っているうちに株価が再び値下がりしてしまえば、露と消えてしまいます。売りどきを逃してしまってはまったく意味がないのです。
ポイントはあまり欲張らないこと
株価がどんなふうに動くのかは、神様でない限り予想することができません。株価の波の一番の底で買ったり、天井で売ったりすることは、プロの投資家であっても滅多にできることではないのです。短期売買の場合、小さな利ざやをどれだけ繰り返し稼げるのかが勝負の決め手となります。確実に売却益を得たいと思うのであれば、あらかじめ自分で「売り」のルールを決めておいて、目標を達成したらとりあえず売ってしまうのが一番の秘訣。あまり欲張らないことがポイントです。
塩漬けと長期保有は根本的に違う!
買った株が予想に反して値下がりしてしまった場合、皆さんならどうしますか?こんな場合に「いつか株価が戻るまで待とう」とずるずる保有してしまう人は決して少なくありません。
これが、いわゆる「塩漬け」と呼ばれる状態です。
「塩漬け」と「長期保有」、どちらも株を長期で保有することには変わりないのですが、そのモチベーションはまったく異なります。配当利回りや株主優待を重視し、最初から長期で保有するための優良銘柄をチョイスするのが長期保有のスタンス。
対する塩漬けは、そもそもが短期売買を見込んで買った銘柄。ずるずると保有していても、結局株価が回復しないことも多くあります。塩漬けにして資金を眠らせるぐらいなら、早めに損切りをして、戻ってきた資金を元手にリベンジしたほうが効率がよいということになります。
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