破たんしたときの米国連邦預金保険公社
アメリカには、銀行が破たんしたときのために連邦預金保険公社(FDIC)があります。しかし、日本の預金保険と違いすべての金融機関が対象というわけではありません。FDICに加入している銀行は加入標識(FDICマークあるいはeagleマーク)を窓口に掲示することになっています。
今回ご紹介するファースト・ハワイアン・バンクとセントラル・パシフィック・バンクはどちらもFDICに加入しています。
FDICの基本保証預金額は10万ドル(利息含む。1ドル=110円の場合1100万円)です。ただし、個人と法人、単独名義と共有名義は別々に保証されるので、一つの金融機関で一人10万ドル以上保証される場合もあります。米国市民、米国居住者などにかかわらず全ての預金者に対して保険が適用されます。
ファースト・ハワイアン・バンク
ファースト・ハワイアン・バンクは1858年に創立された、ハワイ州で最も歴史のある金融機関です。ハワイ州に56店、グアムに3店そしてサイパンに2店の合計61ヵ所の支店網を有し、さらに、グランド・ケイマン、英領西インド諸島にオフショアブランチ、また、東京に駐在員事務所があります。預金総額ではハワイ州の銀行の中で最大です。
普通預金は、100ドルから口座開設可能ですが、月末残高が300ドル以上ないと4ドルの手数料がかかります。当座預金、定期預金、子供用預金口座(ケイキ預金口座)のほかに、電話で取引できるマキシマイザー口座、マネーマーケットチェッキング口座などがあります。
5000ドル以上の残高がある人は、プライオリティ・バンキング・プランに入会することができます。残高に応じてプライオリティ1~3に分かれており、金利優遇や貸金庫の利用料割引などが受けられます。
ファースト・ハワイアン・バンク
セントラル・パシフィック・バンク
セントラル・パシフィック・バンクはオアフ島ホノルルを拠点としてハワイ州全島に24支店を持っています。地元のビジネスマンによって1954年に設立。後に住友銀行(現在の三井住友銀行)との提携により、総資産20億ドルを有するハワイ第3位の商業銀行となりました。
普通預金は、100ドルから口座開設可能ですが、月末残高が200ドル以上ないと3ドルの手数料がかかります。定期預金、当座預金、子供用預金口座(スターター・セービング口座)のほかには、預入平均残高に応じて段階的に利率が高くなる元利保証マネーマーケット口座(IMMA)や、1万ドル以上の残高を維持するとさまざまな得点が受けられるエクセプショナル・マネーマーケット・セービング口座(EMMA)などがあります。
セントラル・パシフィック・バンク
次回は、実際にハワイで預金口座を開設してきたガイドの体験談です。
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