投機と投資の違いは?
「投機」とは、機に投じること、つまり、タイミングにお金を投じることになります。投機は価格が上がるとか下がるといったことに賭けることになりますので、価格が大きく変動するほど投機の対象として向いていることになり、投資対象の内容がよくないものでも儲けることが可能になります。
それに対して「投資」は資が生み出すものを利益としてとるために資に投じることになりますので、その投資対象の内容がよくなければなりません。
日本は戦後、奇跡的な成長を遂げたため、日本の株式を50年ほど前に買い、ずっと今まで持ち続けていれば、たいへん大きな資産額になっているはずです。しかし、多くの日本人は、「“そこそこ”利にかなった方法(参考:今まで運用しなくてよかったワケ)」である預貯金を選択し、“もっとも”利にかなった方法を選択しなかったことによって、大きな果実を逃す羽目になってしまいました。
ところが、昔から利にかなった投資方法であるはずの「株式投資」を行っていた人でも、「株は儲からない!」と思っている人がたいへん多いのです。これはいったいどうしたことでしょうか?