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2004年 都道府県対抗お金ランキング(11ページ目)

マネープランでは、「収入」「支出」そして、この差額である収支(貯蓄)の把握が欠かせません。そこで、今回は「暮らしと金融なんでもデータ」に記載されているデータから、都道府県ランキングを出してみました。

執筆者:上野 博美

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こたえ


エ.大阪
最も少ないのは「沖縄」

1位 大阪、 2位 愛知、 3位 東京、 4位 沖縄、 5位 長崎

ちなみに金額ベースでは、1位 東京、 2位 大阪、 3位 愛知

元となるデータに注意を!


生活をする上では、ある一定の金額はどうしても必要になるため、所得が低いからといって支出金額を大きく減らすことはなかなかできません。その結果、収支ランキングは「収入」の水準の影響をかなり受けます。(ランキングトップと最下位の差は(1ヶ月で)収入→175,695円 支出→134,851円 収入の格差ほど支出の格差は大きくありません。)

また、使用データをよく見ると、収入に使ったデータは労働者1人あたりの金額で、支出は1世帯あたりの金額です。以前のように、「夫が働き、妻は専業主婦、子供が2人」という標準世帯が多数を占めていれば、このようなデータを使用して算出した(収入ー支出)ランキングは、ある程度、公正なものとなるでしょうが、現在のように、1世帯あたりの構成人数にバラツキがある状況では、(1世帯の構成人数が多ければ、1世帯あたりの支出は多くなるのに、収入のカウントは1人分であるなど、)公正さに欠けることになります。

今回の黒字・都道府県別ランキングは、「暮らしと金融なんでもデータ」の別項目の箇所に記載されていた収入と支出のデータを使って、個人的に収支を計算したもので、この収支ランキングが「暮らしと金融なんでもデータ」に載っているわけではありません。

前提条件の異なるこのランキング結果から、“貯蓄好き”“浪費の傾向あり”などという県民性を断定することはできません。

実際にいろいろな統計・ランキングを目にしますが、どのデータを使うか、どのように導き出すかによって、結果は大きく異なります。マネープランを立てる上で、データを参考にすることがよくありますが、データの背景をよく見た上で判断することが大切です。

では、これをふまえて、年間収支(毎年の貯蓄)の積み上がりの結果は???“次回(第2弾!マネー都道府県対抗!)へ・・・”


黒字ランキング



金額→収入?支出
割合→(収入-支出)/収入
下記データより作成

収入 ランキング



都道府県別常用労働者現金給与総額(2003年)より作成

支出 ランキング



都道府県別消費支出の内訳(2003年)より作成



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“第2弾!マネー都道府県対抗”
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