株式・短期での変動率は?
日本の株式市場の動きをTOPIX(東証株価指数)の動きで見てみます。
<月次の比較>
前月の月末値と当月の月末値を比較してその変動率を計算していくと(1949.6~2004.12 TOPIX)、平均で4%ほどです。そして、最も値上がりした時で前月に比べて20%ほど、最も値下がりした時も20%ほどの変動率にすぎません。
<日次の比較>
ここ10年程(1994.1.4~2004.12.30)の毎日の終値を比較していくと、その変動率はさらに小さくなり平均で1%ほどです。そして、最も値上がりした時で、前日に比べて6%ほど、最も値下がりした時も6%ほどです(1987年10月20日のブラックマンデー時は10%を大きく超える下げ幅でしたが)。
株式は短期ほど変動率が小さい
当然、期間が短くなるほど、変動率が小さくなります。つまり、株式のリスクは短期になるほど小さくなります。
個別銘柄の方がTOPIXに比べて変動率は大きいのですが、1日に変動できる値幅が決まっていますので、やはり、宝くじほどの大きな激しさにはなりません。
ちなみに今年前半話題の多かったライブドア株の場合(2005.1.4-6.30)、終値ベースで毎日比較すると平均で2.6%ほどの変動率で、最大変動率も±1割ほどです。
宝くじ -100%~66万倍
競馬 -100%~10万倍
株式・TOPIX(月次)- 20%~20% (1949.6-2004.12)
株式・TOPIX(日次)- 6%~ 6% (1994.1.4-2004.12.30)
*これらのデータは、将来を保証するものではありません。
激しいのは宝くじ
この中で最も激しい(リスクが大きい)のは、宝くじということになります。
こんなにリスクの大きい宝くじを平気で購入することができるのに、株式を購入するのは怖い!と感じる人が多いようです。