Case2:徹底して節約しているのに……
節約は収入の範囲内でしか行なえないので、限界があります。「○○の節約で年間300円お得!」という数字をよくよく考えてみてください。貯蓄を減らさないことにはつながっても、増やすにはパワー不足でしょう!? 節約にかける熱意を、半分、収入アップに向けてみては?家計改善に確実につながりますよ。(節約は地球環境のためにも大切なことですから、ぜひ続けてくださいね。)
マイホーム購入に向け節約に励むある主婦は、夫に白米と梅干のお弁当を持たせているそうです。職場の先輩方が不憫に思って、おかずを一品ずつ分けてくれるからOKなのだそうです。夫は外回りの営業中にジュースも買えず、公園で水を飲み、お腹をげんこつで叩いて空腹を紛らわしているとか。……価値観は人それぞれですが、夫に元気にバリバリ働いてもらって収入アップを目指すという選択肢もあるのでは?
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Case3:マネー知識はあるのに……
マネーに関心が高いオールアバウト読者の方には多いかもしれないのが、Case3。マネー記事を読んだりセミナーに行ったりして頑張っているのに、お金がたまらないんですというタイプです。 あっちこっちのマネーセミナーに顔を出して、似たような人と「よく会いますねぇ」なんていう挨拶を交わすようなら要注意です。知識を身につけることで満足してしまっているのか、あるいは失敗が怖くて慎重になっているのか、運用口座すら作っていない方もいます。「ファイナンシャルプランナーが、『知識を身に付け、きちんと理解して金融商品を選びましょう』と言ったから……」なんて言う人もいます。知識は必要ですが、実際に使わなければ意味がありません。
「スイミング入門」という本をいくら読んでも、泳げるようにはなりませんよね。最初はちょっと不安でも、背の立つところで(=小額で、運用のリスクが小さい方法で)水に顔をつけるところから始めることが必要です。
「『減ってしまっても困らない範囲で運用を始めましょう』とファイナンシャルプランナーは言うけれど、減っても構わないお金なんてない」と言う人もいます。誰だってお金を減らしたくありませんが、一度も鼻や耳に水が入ってしまう経験をしたことのないスイマーはいるでしょうか。ちょっと痛い思いをして、じゃあ痛い思いをしないためにはどうすればいいか、水が入った場合はどう対処すればいいかを体得していくのですよね。運用の上達のための投資と考え、ぜひ机上の勉強から実践に移ってくださいね。
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