預貯金より、金利が頭ひとつ高い国債
大きく異なる預貯金と国債の金利(税引き前)をみてみましょう。
<一般的な預貯金の1年あたりの金利>
預金の金利ではランチもできなかったけど、金利を上げることができれば、夫婦の記念日のディナーも利息でできるかも? |
いずれも2009年10月時点の金利で、利息は税引き前のものです。
●銀行の普通預金 0.04% (100万円の預金に対して年間利息はたったの400円!)
●1年物の定期預金 0.12%(100万円に対する年間利息は1,200円、ランチ代並み?)
●5年物の定期預金 0.25%(100万円に対する年間利息は2,500円、まだまだ・・・)
●10年物の定期預金 0.50%(100万円に対する年間利息は5,000円、ディナーには届かない・・・)
<国債の1年あたりの金利>
●個人向け国債(10年満期・変動金利) 1.48%
預金と同じく、いずれも2009年10月時点の金利で、利息は税引き前のものです。
●個人向け国債(10年満期・変動金利) 0.53%
※2009年10月15日発行の第28回個人向け国債の初回利子の適用利率
●個人向け国債(5年満期・固定金利) 0.60%
※2009年10月15日発行の第16回個人向け国債の5年間の適用利率
●10年利付国債(固定金利) 1.30%
※2009年11月3日発行の第304回10年利付国債の10年間の適用利率
「10年利付国債」の金利なら、100万円分購入すると年間利息は13,000円。やっとディナーにありつけそうです。
預貯金の金利に比べると、国債の方が一段金利が高いですね。じゃあ国債を買おう!と思ってしまいそうですが、預貯金を含めどんな金融商品にも、必ずメリット・デメリットがあります。それらを理解した上で、自分に合うかどうかを考えて選択したいところです。
では、国債のデメリットの部分をチェックしておきましょう。
次のページでは、国債の弱点について説明します。