貯蓄ができる、毎月の家計予算の作り方
「どんなにやりくりしても、貯金ができない!」とお悩みの方は、家計の予算から見直してみては? |
■家計の予算は、「支出」先行では駄目!
新婚のカップルが最初に家計の予算を立てるときによく取る方法を見てみましょう。まず最初に、2人の収入を合算します。そこから固定的にかかる費用(家賃や水道光熱費、通信費など)と一般的な生活費(食費、衣料、日用雑貨など)を見積もって引きます。そして残りを2人のお小遣い、予備費、貯蓄に振り分けるというパターンが多いのではないでしょうか。
この方式を採用すると、最終的には「お小遣いをいくらにするのか? 貯蓄をいくらにするのか?」という調整になり、「予算は多めに取ったから、余った分は貯蓄に回せばいい」といって、お小遣いの金額にも甘くなり、結局、貯蓄の予算が削られてしまうという結果に陥りやすいのです。このような家計の予算の立て方では、なかなか貯蓄はできません。
■まずは、貯蓄予算から決めよう!
では、どうすれば良いのでしょうか? 答えは簡単です。貯蓄額を最初に予算として確保してしまうのです。そして、収入から貯蓄を差し引いた残りで、生活費やお小遣いの予算を計画します。こうすれば、予算分は貯金できる家計を作ることができるでしょう。
そして、予算を達成するためには、固定的にかかる費用や一般的な生活費など、できるだけ抑えるための工夫が必要になります。そして、結果的に無駄な出費が抑えられる家計体質を作ることができるのです。家計簿や、毎月の家計予算を作っているけれども、なかなか貯蓄目標が達成できないと感じている方は、もう一度、家計予算の作り方から見直してみてはいかがでしょうか?