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3組の夫婦に学ぶ! 上手なお金の増やし方(3ページ目)

いよいよ夏のボーナスシーズン到来です! 今回は、3組のDINKSカップルの夏のボーナスの運用相談事例から、上手にお金を増やす投資の基本を解説します。

平野 泰嗣

執筆者:平野 泰嗣

ふたりで学ぶマネー術ガイド

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投資に励む、田辺さんカップル

新聞で研究
投資のベテランを自負する人が陥りやすい間違いとは?
■田辺さんカップルのプロフィール(夫29歳、妻29歳)
田辺さんカップルは、夫婦共に独身時代から投資に熱心で、夫は、ボーナスの度に会社四季報で銘柄を研究して株式を購入しています。株式は複数持った方がリスクを分散できるので、いつも5銘柄以上持つようにしています。また、妻もボーナスの度に投資信託(日本株ファンド)を購入しています。ここ数年、日本の株式市場が好調なので、運用成績は年平均利回り30%を超えていて、金融資産も随分増えました。


夏のボーナスは、夫婦2人で150万円。夫の投資資金は50万円で、いつもの通り、銘柄研究に余念がありません。妻もまた投資信託を50万円購入予定です。

■田辺さんカップルのココが危ない!
夫婦で投資をしている対象は、日本株式のみということになります。ここ数年は、日本の株式市場が好調だったため、資産を増やすことができました。反面、日本の株式市場が急落した場合は、資産を大きく減らす危険性があります。

個別株式をリスク分散のために5銘柄以上持つというのは投資信託と同じような考え方で、大切なことです。けれども、自分で個別銘柄の選択をして複数銘柄を保有するのならば、投資の専門家に運用を任せる日本株アクティブファンドは必要ないのではないかと思います。

■田辺さんへの簡単アドバイス
今回のボーナスでは、個別株式や投資信託(日本株ファンド)をやめ、外国株式や外国債券などで運用する投資信託を購入し、海外資産を持つことをお勧めします。

それでも、全体の金融資産の内、国内株式の割合が多いので、日本株の投資信託、個別株式の資金の一部を海外資産にシフトすると良いでしょう。今は、グローバル化した経済の中で資産運用を考える時です。日本だけではなく、海外にも目を向ける必要があります。

3組のDINKSカップルの相談事例から学ぶ、お金の増やし方って?

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