「レバレッジ効果」について理解する

「レバレッジ効果がある」という言葉、たびたび耳にしませんか？ レバレッジの考え方は投資にはつきものです。「レバレッジ効果」について、基本的な考え方を理解しておきましょう。

【記事のインデックス】
レバレッジ効果って何？ ……１Ｐ目
全額自己資金で購入した場合の収益率は？ ……１Ｐ目
ローンを併用するとレバレッジが効く……２Ｐ目
レバレッジが常に効くわけではない……２Ｐ目

レバレッジ効果って何？

レバレッジを効かせると小さな力で実力以上のことができる

レバレッジとは、テコのことです。小さな力で実力以上の重いものを動かす、あのテコのことです。マンション投資にあてはめると、「ローンを借りて投資物件を購入する」ことがそれにあたります。ローンを借りることで、自分の実力以上の収益を得ることができるという考え方です。

全額自己資金で購入した場合の収益率は？

「自分が実際に出したお金に対してどのくらいの収益が上がるか？」つまり、自己資金に対する収益率に着目することは、投資を考える際に非常に大切な視点。下記の物件を前提に、いくつかのパターンで考えたいと思います。

【検討する物件の概要】 価格　　　2,000万円 年間収益　100万円

まず、これを全額自己資金で購入した場合の、 自己資金に対する収益率を見てみましょう。

【ケース１】

価格　2,000万円（すべて自己資金） 年間収益　100万円 自己資金に対する収益率　100万円÷2,000万円＝0.05　 →収益率は５パーセント

以上のように、自己資金に対する収益率は５パーセントになります。

次ページでレバレッジ効果を検証！