資産運用/資産運用をするときの金融機関の活用法

オーナー業務は不動産会社の助けを借りて(2ページ目)

入居者の募集、家賃の集金、クレーム処理……。いまや不動産会社は、賃貸物件のオーナーにとって欠かせないパートナーです。不動産会社が引き受けてくれる業務を見てみましょう。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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賃貸管理業務

自分で管理するのは大変
自分で管理するのは大変
賃貸管理業務といえば、「エアコンの調子が悪い」「畳が汚い」というようなちょっとしたクレームに対応したり、日々の家賃がきちんと支払われているかをチェックしたり……。何も問題がないうちはいいのですが、ひとたび故障が出たり、賃料の滞納が始まったりするとエネルギーを使うものです。「コストを払ってでも誰かに頼みたい」と思うのは自然なことでしょう。一般的に、管理業務を不動産会社に任せると賃料の5パーセント前後のコストが発生します。業務内容に滞納保証まで含むケースなど、最近の賃貸管理業務はさまざまなバリエーションがあるようです。いろいろと比較してみるといいでしょう。

家賃保証

投資に踏み切るうえでもっとも心配なのは空室リスク。マンションであれば、持っているだけで管理費などが定期的にかかります。ましてやローン返済もある場合、2~3ヶ月程度なら自分のお金でしのぐことができたとしても、それ以上となると資金繰りに行き詰ってしまうケースもあるでしょう。

空室リスクの悩みを解消するのがいわゆる家賃保証(サブリースといわれる)です。家賃保証を利用すると、オーナーが賃貸借契約をする相手は不動産会社となるため、空室リスクは不動産会社が負うことになります。この結果、オーナーは実際に入居している人がいるかどうかにかかわらず、毎月の賃料を受け取ることができるようになるのです。

家賃保証には10パーセント程度のコストがかかることが多いようです。それでも、空室を心配せずに安定的な収入が欲しい場合は、利用を検討する価値があるでしょう。

ただし、何を保証してくれるのかについてはきちんとした理解が必要です。不動産会社は、決まった家賃を保証してくれることになってはいるものの、「決まった家賃」は定期的に見直す契約になっているのがほとんど。諸条件については、契約書に記載がありますから、契約前に確認するようにしましょう。

【関連リンク】
マンションオーナーがすべきこと(後編) (All About 不動産投資・REIT入門)
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賃貸管理
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