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不景気真っ只中、マンションを買うか否か?

ここのところの不景気。「買い控え」ムードの中、マンション購入を迷う人が増えているといいます。マンション購入を取り巻く環境について考えます。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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ここ1年ばかり、「そろそろマンションを買おう」とチャンスを狙っていたAさん。しかし、ここのところの不景気で、周りが「買い控え」ムードの中、購入を迷い始めています。マンション購入を取り巻く環境について考えます。

【記事のインデックス】
取り巻く環境~新築マンション価格はまだ落ちる? ……1P目
取り巻く環境~中古マンションの価格はどうなっている? ……1P目
取り巻く環境~気になる金利水準は? ……2P目

取り巻く環境~新築マンション価格はまだ落ちる?

価格見直しが相次ぐ新築マンション
価格見直しが相次ぐ新築マンション
現在、不動産価格は全般的に低迷。新築マンションに関しては、値引き販売がさかんに報道されているのを耳にしたことがある人もいるでしょう。

最近ガイドが訪れた分譲マンションでも、価格見直しが行われていました。その結果、1割近く価格引き下げが……。その前に訪れたところは最大2割超の価格引き下げが行われていたっけ。「価格引き下げか利益の確保か。会社の先行きがかかっているだけに悩ましい」と、ある不動産会社の人が言っていたのが印象に残っています。

取り巻く環境~中古マンションの価格はどうなっている?

中古マンション価格に目を転じると、ここ1年は成約価格も断続的に下落傾向にあります。

大雑把なイメージですが、2006年後半から上がり始めた中古マンション価格は、首都圏で2割~3割上げて2008年に入って1割超の下落といったところでしょうか。在庫も積みあがっているため、以前は下手をすると相手にもされなかった「指し値」も入れやすい状況です。

マンション価格に関しては、少なくとも下落傾向にあるのは確か。「まだまだ高いな」と思って待つのもいいかもしれません。しかし、多少の価格見直しがあったからといってそれに飛び付くのは考えものです。あくまでも価格に見合った資産価値があることが大前提。大切なのは日頃からアンテナを張っておくことです。そうすることで、「これは!」と思える物件が出てきたときに、「お買い得かどうか?」の判断がつくでしょう。

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