当初、50年という期間の長さから、「子どもに引き継いで完済することを条件とする」といった案も出ていたようですが、フタを空けてみたら子どもに引き継ぐといった条件はナシ。あくまでも本人が返済することを前提としたノーマルな形に落ち着いた模様。それにしても50年は長い! いったいどんなローンなのでしょうか。
【記事のインデックス】
44歳以上は対象外! ……1P目
借入れは60%以内! ……1P目
フラット50はローン付きで売却可能! ……1P目
利息負担の重いフラット50 ……2P目
フラット50利用にはメリットも ……2P目
44歳以上は対象外!
フラット50を検証! |
借入れは60%以内!
フラット50のスタートと共に、フラット35は100%ローンも可能となりました。しかし、フラット50の借入限度は、建設費または購入価額の60%迄。キビシイと感じる人も多いでしょう。フラット35との併用も可能ですが、フラット50とフラット35は別の商品で契約も別です。費用が割高になることに注意してください。フラット50はローン付きで売却可能!
フラット50が、フラット35と大きく異なる点のひとつは、ローン付きで売却できること!住宅金融支援機構のHPから抜粋すると……【フラット50】をご利用された方が、お借入れ対象の住宅を売却する際に、当該物件を購入する購入者に対して、【フラット50】の債務を引き継ぐことができます。~~。 |
現在、家を売却する際は、ローンもいったん精算するのが一般的です。しかし、フラット50なら、ローン付きのままで売却が可能ということ。仮に、金利が上昇したタイミングで、低金利のローンが付いたままの家を売却することができたらどうでしょうか? ローンを組んで買う人にとっては魅力的にうつるでしょう! 評価がプラスに働くかもしれませんね。もちろん、債務の引継ぎにあたっては審査があります。また、債務の引継ぎは1回までと規定されています。
ところで、実際の返済はどうなるの? 次ページへ!