転職
退職してから転職先を探す時は、短期間でたくさんの会社を見るのが効果的。ハローワークの制度を最大限に享受したい
「今の会社を辞めてから、じっくりと転職活動をしたい」という方にとって、雇用保険の給付制度は強い見方。退職してから慌てないためにも、雇用保険の制度はしっかりとチェックしておきたいですね。

今回は、この雇用保険の給付でもあまり知られていない「広域求職活動費」についてご紹介します。広域求職活動費とは、転職活動の出張手当のようなものです。


雇用保険は労働者の安心の源

まずは、雇用保険について復習しましょう。雇用保険は、雇用されている労働者なら加入しているものです。パートタイマーでも、1週間の所定労働時間が20時間以上30時間未満などの条件により加入している場合もあります。

給与明細書に「雇用保険」として保険料が天引きされていれば、雇用保険に加入していることになります。この雇用保険に加入していれば、これから説明する手当を受けることが出来ます。

下の表は、雇用保険の主な給付制度です。労働者が失業状態になった時に支給されるいわゆる失業手当は「基本手当」となります。その他にも、労働者の能力開発のために「教育訓練給付」、育児・介護休業給付の「雇用継続給付」などの給付があります。

この雇用保険のおかげで、サラリーマンなどの労働者は安心して働くことが出来るのですね。
<雇用保険の主な制度>
雇用保険の主な制度
雇用保険の主な制度。一般的に失業保険といわれるのが「基本手当」。その他にも就職促進や教育訓練、雇用継続のための給付制度がある


広域求職活動費は就職促進給付のひとつ

この雇用保険の中でも、早期の再就職を目差す「就職促進給付」があります。この制度には、失業給付を受けている人が早期に就職した時に給付される「就業促進手当」がありますが、他にも「広域求職活動費」というものがあります。

この広域求職活動費は、ハローワークからの紹介で遠方の地域で面接などの求職活動を行う時に支給されるものです。具体的には、移動にかかった交通費や場合によっては宿泊費も支給されるというもの。地元ではなかなか就職先が見つからないといった人が、安心して遠方での就職活動ができる制度です。

とはいっても、この広域求職活動費は誰でも支給されるもではありません。 次のページで、支給条件や支給される金額についてご紹介しましょう。