家計簿・家計管理/家計支出を削減するための節約テクニック

「まとめ買い」で食費節約を成功させるコツ

週末に大きなカートを押して、カゴいっぱいに食材を買う幸せ!ついでに節約もできたらもっと幸せ!でも「まとめ買い」は、節約になる人と、ムダになってしまう人がいます。あなたは、どちら?

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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こんな「まとめ買い」していませんか?

まとめ買いで失敗しないコツ

まとめ買いで失敗しないコツ

週末恒例の行事、食材の「まとめ買い」。あなたは、どちらのパターンですか?

A:とりあえず、スーパーに行く。安いものを買ってメニューは後で考える

B:冷蔵庫の在庫と家族の予定を確認してからスーパーに行く


AとBを比べると、Aの方が安い物を買う訳ですから上手に節約できそうです。ところが、「まとめ買い」で困るのは、1回の買い物の量が多いのでムダが出やすいことです。例えば、こんな経験はありませんか?

●つい安いからと、買いすぎて腐らせてしまった。
「1パック298円のいちご、1箱4パック入りで1000円!」

●家族の予定が変わって、食べ切れずに捨ててしまった。
「旦那さんの急な外食。食べようと思っていたおかずが……」

●賞味期限が短い物を買ってしまい、無理して食べた。
「賞味期限が明日までの商品、半額!」

●冷蔵庫に入り切らないからと、無理して食べた。
「冷凍食品や生鮮食料品が既にいっぱい」

●冷凍庫の中に、長い間入っている食材がある。
「半額セールで買ったけど……」

上記の5つ全てにあてはまる人は、かなり食材がムダになっているはず。もっと工夫すれば食費が節約できます。上のBタイプは、冷蔵庫に残っている物、家族のある程度の予定を把握することで、ムダを最小限にできます。

「まとめ買い」の心得

まとめ買いを成功させるには、以下のコツがあります。

■安さにつられ大量購入しない!

大家族なら、とにかく安いものを買う方法で正解です。いちご4パックも、1回のデザートでなくなるでしょう。ただ3~4人家族だと、どんな美味しいものでも何度も食べさせれば飽きられることをお忘れなく。ひとり暮らしなら、自分が我慢すればいいかもしれませんが、家族は「もういらない!」と言うものです。毎日使う調味料や、コーヒー、ジャム、お菓子なども、安い時に買いすぎると、次に新商品が出ていても買えませんし、もっと安くなっていたらがっかりします。生鮮食料品は、1週間で食べられる量が目安です。

■5つのメニューを考える!

チラシのお買い得商品を見ながら、月曜日から金曜日までの夜のおかずを5つ考えます。スーパーに行ってからのムダ買いもなく、時間も節約できます。

■野菜は常温、冷蔵、冷凍、乾物の4つを!
野菜=生野菜のイメージがありますが、常温、冷蔵、冷凍、乾物の4つで保存できるものをバランスよく買えば1週間分のまとめ買いも可能です。冷蔵のものは保存袋を利用すれば、長持ちします。きゅうり、タマネギ、セロリ、にんじん等は安い時に買い、ピクルスにするのもいいでしょう。

・常温:いも類、大根、ごぼう、ネギ、タマネギ、にんじんなど
・冷蔵:レタス、キャベツ等の葉物、ピーマン、きのこなど
・冷凍:ほうれん草、ブロッコリー、豆(ゆでて冷凍)、ネギ(切って冷凍)、カボチャ(レンジでチンしてつぶして冷凍)、ニンニク、ショウガ、とろろいも(すりおろして冷凍)など
・乾物:切り干し大根、干しにんじん、干ししいたけなど

次のページでは、忙しくて底値で買えないあなたも、「まとめ買い」で食費節約を実現するコツをご紹介します。

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