みなさんは今、生活するためのお金とは別に、運用に回してもいいお金がどのぐらいありますか?
「資産運用のノウハウの話じゃないの?」と思われる人もいるとは思います。しかし、銀行の1年物定期に預けても0.03%という超低金利の現在、貯蓄をすることの大切さを改めて考えておくことは、資産を運用する上では意外と重要なのです。
<5年後にはこんなに貯蓄額に差が付く!>
なぜ貯蓄をすることが重要なのかを、具体的な例で考えてみましょう。
手取り年収が500万円の場合、5年後にはどのぐらい貯蓄できるのかを具体的に考えてみます。あまり現実離れしてもどうかと思いますので、「年収アップはなし、インフレ率ゼロ」と仮定します。
表を見ると一目瞭然ですが、年収に占める貯蓄率が0%と20%の人では、たった5年の間で、運用できるお金に250万円もの差が出てしまいます。もちろんこの表では、貯蓄できた金額の差がわかるだけで、運用した場合の差はわかりません。
しかし、銀行定期に預ける場合のことを思い出してみてください。預入金額や預入期間、金融商品に応じて、金利が変えられているのが現状なのです。そう考えると、少しでも多いお金を運用した方がオトクなのは言うまでもありません。