単元未満株とは?
単元未満株なら、1万円で株取引ができる!
そして、さらに手軽な1万円程度からでも株式投資を始められる環境が整ってきており、これを「単元未満株」と言います。
単元未満株とは、株の最低売買の単位である単元株数よりもさらに小さい単位を指します。単元未満株取引は、最小単位である1株の整数倍からの売買が可能になります。
この単元未満株、取引する際にいくつかの注意点があります。順にみていきましょう。
注意点1:単元未満株は、取引時間に注意!
単元未満株は、単元株のように株式市場が開いている間ずっと取引できるわけではなく、取引できる時間に制限があります。取引できる時間を逃すと、次の時間帯まで注文を出せん。●取引時間
注意点2:単元未満株は成行注文でのデイトレードが意外に難しい
単元未満株には、市場が終わってからその日の夜まで(締め切り時間は証券会社による)に注文を出して翌日の前場に成行で注文を出す方法と、その締め切り以降から翌日の朝まで(締め切り時間は証券会社による)に当日の後場に成行注文を出す方法の2つの注文時間帯があります。一日2回取引できるため、単元未満株でもデイトレードを行うことが可能と考えることができます。しかし、成行注文しかできませんので、自分で価格を指定したデイトレードはできません。いくらで注文が約定するのかわからないので、デイトレードで儲けることは難しくなっています。
注意点3:単元未満株の手数料は割高
単元未満株を取引する際の手数料は、株式約定代金×0.525%(税込)で、最低金額が50円程度。1万円で投資した場合には、最低手数料である50円程度がかかるため、往復では100円程度の手数料がかかることになります。つまり、最低でも儲けベースで株価が100円以上値上がりしないと、デイトレードでは儲けられないことになります。以前に比べればずいぶんと安くなりましたが、それでも投資金額が少ないことを考えると、手数料が儲けに占める割合が大きくなることは仕方がありません。
これから投資を始める場合、最初から大きな金額となるとどうしても不安になりますが、1万円という手ごろな金額であればいくらかは安心して投資できることでしょう。また、売買タイミングを間違えなければ、1万円でも儲けることは可能です。単元未満株は、これから株式投資を始めてみたい人にオススメの投資法なのではないでしょうか?
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