テクニカル分析ってナニ?
株式市場は2005年8月、2001年7月以来となる1万2500円を突破しました。私が株式投資を始めたのが2002年に入ってからですから、私が株式投資を始める前の水準にまで戻ったことになります。日経平均株価が1万円割れした時に株式投資を始めると、どうも毎日が高値圏という感じがしてなりません・・・
ところで、これから株式相場や個別企業の株価がどう動くのか予測する場合、皆さんはどのように分析していますか?株価は上がるか下がるかの2分の1の確率。上がれば儲けになりますが、下がれば損失を抱えることになります。株価の先行きを予測することは難しいといわざるを得ません。そこで今回は、株価の今後を予測する時に活用できる、テクニカル分析&株価チャートについて解説していきたいと思います。
●株価チャートってこんなもの
テクニカル分析とは、過去の株価データを元に相場の先行きを予測する分析方法です。そして、テクニカル分析を行う際に活用するのが株価チャートです。株価チャートとは、相場の転換点を知るために、株価の動きをグラフ化したもののことです。もちろん、見る人によって判断は異なりますので、テクニカル分析を行ったからといって100%当たるわけではありません。でも、多くの投資家がテクニカル分析を行い、それに基づいて判断して投資しています。できるだけ損をせずに儲けるためには、テクニカル分析を行って、他の市場参加者と同じように行動することが重要だと私は思っています。
株価チャートってナニ?
テクニカル分析の際に活用する株価チャートには、様々な種類があります。たとえば、ローソク足や移動平均線、出来高などの株価チャートがありますが、株価チャートには共通点があります。それは、株価チャートを表示するための「期間」です。どの株価チャートを選んだとしても期間別に表示させますので、まずは期間で株価チャートを使い分ける基本を押さえておくとよいと思います。
株価チャートの期間には、一日の時間単位の株価の動きを表す「日中足チャート」、毎日の株価の動きを表す「日足チャート」や、1週間の動きを表す「週足チャート」、1ヶ月の動きを表す「月足チャート」があります。期間で株価チャートを使い分ける場合には、まずは自分の投資スタンスを把握し、それに合わせて使い分けることが大切です。
次のページでは、株価チャートの期間と投資スタンスについて、解説していきたいと思います。