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株1万円割れ!値下がりで儲かる空売りとは?(2ページ目)

5年ぶりに日経平均株価1万円割れの状況に、暴落を見ているだけという人も多いかもしれません。株の値下がりを儲けるチャンスに変える取引「空売り」の基本やリスクについて解説します。

横山 利香

横山 利香

投資をはじめてみよう ガイド

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)、日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー、相続士であるガイドが、自身の投資体験を元に、株式投資や不動産投資を中心とした投資情報や資産運用を紹介。

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手持ち資金内の取引ならリスクもほどほど


現物取引の場合、手持ち資金の範囲内での取引になります。たとえば、30万円で30万円の株を取引して、30万円が40万円になれば10万円の儲けになり、20万円になれば10万円の損失になります。

手持ち資金以上の取引はリスクも大きい


手持ち資金以上の取引は、大半をなくす可能性もある
証拠金取引である信用取引では、証拠金の約3倍の金額まで取引できるようになります。通常、最低の証拠金額は30万円ですから、100万円程度まで取引できるのです。

たとえば、証拠金30万円で90万円(30万×3)の株を取引すれば、90万円が120万円になったら30万円の儲けです。反対に、90万円が60万円に値下がりすれば30万円の損失です。

信用取引では、手持ち資金以上を取引できるメリットがあります。一方で、証拠金を2倍に殖やすことも、すべて吹き飛ばしてしまうことも簡単にできてしまうのです。

空売りを使えば、下落相場でも儲けることができるようになります。しかし信用取引は、現物取引に比べてハイリスク・ハイリターンの取引だと言わざるを得ません。リスクをよく理解した上で、空売りを利用していくことが大切になるでしょう。
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