【見直しを考えるきっかけ】
Q:『加入している保険会社の評判が悪いのだけど、どうだろう?このまま続けていたほうが良いだろうか?解約か?』
A 保険は安心を買うもの。加入していて不安なのであれば、安心できるようにするのが一番ではないでしょうか。だた、誰の評判を聞いて不安に思っているかも大事。他社の営業担当者からなのなら、他社との比較を言ってはならないという保険業法違反でもあり、意図する何らかの気持ちがあるかもしれません。自分の目で確かめて下さい。
保険会社の情報は各社のホームページに載っています。また、客観的なデータとしては格付けも大変参考になるところです。
せっかくの見直し。身の丈にあった、バランスのとれたものを選びたいですね。新商品も良いと思います。ただ、複雑なものも多いですから、説明されてもわからないものは入らないほうが良いでしょう。説明する営業担当者もわかっていないことが多いのが今どきの商品。もしもの時に残された人がわかる、できるだけシンプルなものを選んで欲しいですね。
保険会社の経営が不安での見直しでとてもつらいケースが、他社に乗り換えたくてもできない人がいることです。病気などで新規の引受が難しいこともあるのです。そういう時には、気持ちの切り替えが大事。もしも、保険会社が破綻して、保障額が減らされても、自分の力でカバーできるように、?貯蓄?に励むのです!
Q:『セールスレディが盛んに”新商品”を勧めます。どうでしょう?』
A まず、現在加入の生命保険で何が不足しているのか?を考えてみます。
死亡保障を増やす必要がある場合、例えば子どもの誕生、社会的な責任が重くなったなどなら2つの方法があります。
1) 今の保険が良い時期に加入しそれ自体に問題がない場合
貯蓄性が高く、今なら絶対にはいれないという終身保険があります。この契約を主契約として定期保険の特約を付加しているケースがほとんどでした。更新型も多いですが、この部分が問題だ…と無理な見直しはせず、更新時期前にその時のよい保険で組替えで良いのではないでしょうか。
不足部分の保障の準備は、通信販売などの割安の定期保険や各種共済、勤務中の団体に割安な団体保険があればその活用をおすすめしています。
2)今の保険には何らかの不満があり全体を見直したいという気持ちになっている場合
過去のよい部分だけは残す努力をしましょう。例えば、貯蓄性が高いといわれる終身保険や、更新のない入院給付金の特約などです。
その後、必要な保障額を冷静に考え、今どきの保険を有効活用です。終身保険がしっかりしている方には、割安な定期保険、3,000万円以上でタバコを吸わない健康体の方なら大同生命の定期保険を60歳から65歳程度まで、他、各種共済などをおすすめしています。
良いとこなしの保険だと思われるなら全部乗り換えですね。保険料の許す範囲で貯蓄部分を入れて欲しいと考えています。生命保険は掛け捨てが良いという考え方もあります。しかし、先に保険料を払えなくなっても立て替えがきく商品選び、これも払えなくなるというリスク対策だと考えます。