生命保険の見直し/生命保険の見直しでの注意点

生命保険を見直し後に死亡したAさんの悲劇

生命保険の見直しにはライフプランの作成や必要保障額の算出が必要ですが、その数字にとらわれると、思わぬ落とし穴が……。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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保険の見直しには、夫婦で共通の認識を持つことが重要です
私は保険に関わる仕事を通して、保険が皆さんの生活にとても大きな影響を与えるケースを見てきました。あるご家族の例をお話しましょう。

見直しで、保険料を半分にしたAさん

その男性Aさんは会社の友人の紹介で、ある保険会社所属のファイナンシャルプランナー(以下FP)に生命保険の見直しを依頼しました。

既に加入していた生命保険は、8000万円の死亡保険金を受け取るという契約。

内容についてAさんはよく分からなかったのですが、いろいろと人から話をきいていると、どうも自分にはこんなに沢山の保障は必要ないような気がしてきて不安になっていました。さらに、困ったことにAさんの会社はボーナスの減額や給与カットがあったのです。

保険料も高かったので、適正な生命保険金額を算出したいということで、友人に聞いてFPを紹介してもらったのでした(ここまでは良かったのですが……)。

保険の見直しは順調に進み、FPがはじき出した必要保障額はなんと半分の4000万円になりました。当然、新たに提案された生命保険は保険料も半分になりました。

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