さて、今度は保険料が安い理由について考えて見ましょう。

安い理由・その1 保障が少ない

入院の保険を見ると分かりますが、通院限度日数で60日、一日あたり5000円の入院給付金が支払われる保険を考えて見ましょう。この保険一回の入院で受け取れるのは30万円です。

この金額が低いかどうかは判断の分かれるところですが、何年間にも渡って支払う保険料の合計に対し、この金額は決して高いものではないのです。仮に保険料が月々2000円で30年間支払った場合、72万円になります。保険料が上回ってしまいます。

安い理由・その2 保険期間が短い

保険期間が短いとそれだけ短い期間だけ保障すればいいので、(保険会社からみて)支払うリスクも減ります。したがって保険会社は高額な保険料を集めなくても十分収支が合うことになります。もし保険料を比較したとき、妙に安い保険があったら要注意です。保険期間が短い場合があります。

※余談ですが保険期間が短い場合、更新が必要になります。病気でも更新できますが、年齢によって保険料が上がります。

安い理由・その3 保障内容が限定的

ある特定の事故や、病気、その他条件を限定して保険金の支払いを行う保険は、支払う事故が限定されていますから保険料も安くなります。「がん」という病気に限定したがん保険などが分かりやすい例です。

安い理由・その4 掛け捨てである

貯蓄目的が全くないために、純粋に保険料のみとなります。保険期間が長いと貯蓄性が高くなり保険料が高くなります。しかし、この貯蓄性を外してしまうと保険料はかなり抑えられるのです。保障が大きいのにやけに保険料が安いケースはまず掛け捨ての保険と見て間違いありません。

安い理由・その4 お客さんからの保険金請求が少ない

契約者の数や、集まっている保険料に対し、保険金の支払い、すなわちお客さんからの請求が少なければ、当然保険料は安いです。たとえば自動車保険の生活賠償責任保険特約は、1億円の保険金を受け取れる契約でも年払い保険料にして1000円強です。

その他、保険事故が少ないことも考えられます。保険事故(病気なども含みます)が少なければ、それだけ大きな保障をつけても保険料は思ったほど高くなりません。一般の生命保険、死亡保障の場合が当てはまります。まさかの時の安心という意味では非常に有効かもしれません。

保障に比べ安い保険はこんな保険

定期付終身保険、アカウント型、自由設計型の保険は、これらの安い理由を全て兼ね備えていると思って間違いありません。これらの保険で払った保険料がたくさん戻ってくると思っている方は、もう一度確認されることをお勧めします。

まとめと最大のポイント

安い理由をまとめてみましょう。
●保障が実は小さい
●保険期間が短くて更新タイプだ
●保障の内容が限定的だ
●事故が少ない(保険の意味があるか)?
●貯蓄性がない、掛け捨てである

最大のポイントは、安いものにはちゃんと理由があるということです。それぞれの商品の隠れた「デメリット」に目を向けて契約すれば、格安で思った以上の保障を確保できるはずです。安物買いの銭失いにならないよう目的を明確にして選びましょう。

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