生命保険の見直し/生命保険の見直しポイント

保険用語「更新」とは?(2ページ目)

生命保険見直しの最大の障壁は保険が「理解し難い」ということです。今回もこの「言葉の壁」を砕き、間違った思い込みを修正しましょう!

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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更新のメリット・デメリット

今加入している保険が終了した場合、そのまま更新すれば良いのか、もしくは別の会社に切り替えても良いのか、よく分からないという方が殆どです。更新のメリット、デメリットについて、お伝えしましょう。ここではどんな保険にも当てはまることしか言いませんので、自分の加入している保険が定期保険で、更新型である場合は参考にしてください。

生命保険を更新した際のデメリットは、内容をそのまま継続しても、保険料が「再計算」されて、更新時の年齢で保険料が決まります。20歳で初めて10年更新型の保険に加入した人が、30歳になった場合、継続するために更新すると、保険料は30歳で初めて加入する人と同じ保険料になります。保険料は高齢になればなるほど、高くなります。これは加入者にとってはとても大きなデメリットです。

生命保険は、ご存知のとおり、すでに大きな病気、例えばがんなどに掛かった場合は新しく保険に加入するのが非常に難しくなります。しかし、現在加入中の保険があり、その保険の期間が終わってしまったとしても、更新することで、同じ内容で保険を継続できるのです。言い換えれば新しい保険には加入できないけど、今まで加入していた保険を更新すればその保険の更新が可能な年齢までは病気になろうが保険に加入できるということなのです。これが、更新の唯一のメリットなのです。

そう、病気にかかったことのない健康な人にとって、生命保険を更新する必要はありません。同じ会社、同じ商品を継続する必要はないのです。他の会社の他の商品の中から、「今」の自分に必要でしかも、健全な会社の安い保険に切り替えれば良いのです。

保険会社は更新した方が「お得」というようなメッセージを送ってきますが、残念ながら健康な人、病気をしたことがない人にとってはお得でもなんでもないのです。信頼できる他社で同じ条件で見積もりを取って、他社のほうが安ければ、躊躇する必要はありません。(もちろん、知り合いからの加入などお付き合いがある場合はこの限りではありません)

更新

私も、その昔、まだ保険について何も知らない頃、自分が加入している保険証券に「更新型」の文字があり、そして更新の時期を迎え、保険料アップの見積もりを見せられ、愕然としました。保険料が上がるなんて夢にも思っていなかったからです。ある人のアドバイスで、その保険はやめてしまいましたが、そのときは本当に悩みました。今回の記事で同じように、不安を抱えている人の理解の一助になれば幸いです。


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