中立とは何を意味するのか

しかし、よく考えてみれば、他の業界は全てメーカーやそのメーカーから販売委託の契約を受けた、製造サイド、販売サイドの人が商品を売っているわけです。お菓子から、住宅などの超高額商品まで、売る人が買う人に向けて商売しています。中立な立場という人も居なければ、そんな相談がだれかに持ちかけられることはめったにありませんし、相談しなければいけないことも少ないはずです。それは、商売している側がちゃんとお客さんのコンサルタント、相談役になっているからです。

商売の基本

ここで、考えて見ましょう。商売の基本はお客さんの役に立つことです。老舗と呼ばれるお店は皆、一生懸命お客さんのために役に立つこと、喜んでもらえる仕事をしてきたからこそ、長い年月多くのお客さんの信頼を得て、営業できたわけです。よきコンサルタントであったわけです。ノルマを達成するためとか、売り上げとか、そんなものは二の次。とにかく喜んでもらえることを考えやってきたからでしょう。

このような人々は立場は売り手ですが、われわれ消費者にとってはとってもありがたい、中立ではなく真にお客さんサイドに立っている、なくてはならない存在です。このような視点からみてみると、中立をアピールするのっておかしいと思いませんか。本来はお客様本位、相談者本位でなければいけないはずです。

保険会社とのつながりは必要か?

自分は保険会社に所属していない(社員でない)、代理店でもない(保険会社と代理店契約していない)。だから公正中立なアドバイスができるという理屈。これには実は大きな問題があります。

それは、保険会社に所属するか、代理店になっていないと肝心な保険商品の情報が一般消費者が目にするパンフレット程度の情報だけになってしまうからです。もちろん中立を標榜しているファイナンシャルプランナーが知り合いの営業マンや代理店から情報を得ているということも考えられるでしょう。(でも、これでは結局社員や、代理店と仲が良いという事であまり、変わりない気がするのは私だけでしょうか。単にノルマがないだけのような気がします。)

中立の立場で保険について知ろうとしても、保険会社がどのような主旨(コンセプト)でその保険を作ったのか、どんな人に加入してほしいのか、どんな人が加入するとメリットがあるのかといった情報は社員や、代理店でなければ入ってきません。中立を標榜して、本当に中立(孤立)していたらお客さんの相談にのるための知識が圧倒的に欠けてしまうのではと不思議でなりません。