掛け捨てでも終身保険は効率的?
20歳から60歳までの保険、80歳、死ぬまで継続する終身保険に加入した場合、毎月の保険料負担を軽減できます。たまに、若い頃から終身保険のような長期間固定の流動性のない金融商品はナンセンスだ。といった意見を耳にしますが、現在の終身医療保険などはとてもシンプルで比較しやすい内容になっています。昔の定期付き終身とは大違いです。
理解しやすいシンプルな機能しかないのであれば、新商品がでてきたら、今後支払っていく保険料が新商品の保険に切り替えた方が安い。ということなら切り換えればいいことですし、今までのものが安くてよければ継続すればよいのです。解約しても一円も戻ってこない掛け捨て保険が殆どなのですから。
高齢時に跳ね上がる保険料
生命保険は長期で考えれば負担は軽いですが、高齢時になりそれほど先が長くない場合はとてつもない保険料になるということをご理解下さい。殆どの人が、高齢になって生命保険の必要性を知ることになります。周りで亡くなる同世代が増えるからです。しかし、その頃になって考えても加入してメリットのある生命保険や医療保険はないと思ってください。保険料が高く、保険金が安い。現金のままの方がましと思えるものしかありません。それが生命保険です。
20代、30代シングルの保険選びのポイント
最後に整理してみましょう。○シングルでも看病に来てくれる家族や、心配して、動いてくれる人がいるはずです。一人だから誰にも迷惑を掛けないという考え方は間違っています。
○保険料は分割払い。早くから住宅ローンで家を買うと支払いが速く終わったり月々の負担が軽く済む様に保険も早く加入すればそれだけ月々の負担が軽く大きな保障を得られる。
○死亡率の低く保険料の安い時代に加入すれば保険料はずっと変わらない。
○年を取ってから加入できるメリットのある生命保険、医療保険は非常に少ない。
以上が今回のポイントです。これだけの情報を元に、それでも結局のところ今後どうなるかは個人個人が自分で考えない限り危険です。若い頃から長期の保険に加入するかどうかは、その人が決めなければいけません。20歳の人に将来を考えろという話には全く現実味がないかもしれませんが、自分の愛する家族に迷惑がかからないようにベストを尽くすことはできるはずです。