生命保険/保険期間と保険料払込期間

保険料を左右する保険料払込期間(3ページ目)

自分の目的に合った生命保険を手にするために最低限理解しておきたい保険料と保険料払い込み期間の関係をご案内していきましょう。

長島 良介

執筆者:長島 良介

生命保険ガイド

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保険料払い込み期間を短くする

生命保険や、医療保険は保険期間よりも保険料払い込み期間を短くすることができます。これまでの、お話からすると、支払い期間が短くなると保険料が高くなる。すなわち、負担増というイメージが先行すると思います。

しかし、これまた、住宅ローン同様いつまでも返済が続くのは、老後の負担が大きくなってしまいます。
保険も同じです。いつまでも保険料の支払いが続くのは老後の確実に家計を圧迫します。多くの方が引退後は収入が減る、もしくは、なくなるため、負担の大きな保険料を支払うのがつらくなるでしょう。

そこで、保険料の払い込みを、計画的に60歳や、65歳などですべて支払ってしまう方法を「保険料の短期払い」といいます。

終身保険(長期平準定期保険)や終身医療保険の短期払い

終身保険や長期平準定期保険の保険料保険料払い込み期間は加入時の年齢に応じて(払い込みの満了の年齢が制限される場合もありますが)50歳、55歳・・・と5歳刻みで払い込みの終了を指定できます。
自分が仕事を続けられそうな年齢にあわせて払い込みを終了できるように設定できます。

メリットは払い込み期間が短ければ短いほど保険料の払い込み総額が少ないこと。そして解約返戻金(解約時の払戻金)が
払い込み総額を上回る時期が早まり、貯蓄性もアップします。

よく保険料は年払いが得といわれますが、月払いでも短期払いを選択すると月々の支払いは負担感があるかもしれませんが全体的に見るとメリットは大きいといえるでしょう。

終身医療保険の短期払いについては可能な保険会社とそうでない会社があります。短期払いのニーズが高まっているせいか各社で可能になりつつある現状があります。

おおむね60歳払い、65歳払いが選べる場合が多く、月々の保険料の負担は終身払いに比べると多くなりますが。前述の終身保険と同様、総支払額が抑えられること、そしてなによりも、老後の負担がなくなり保障だけが残る点が好まれる傾向があるようです。
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