(2.良いテキストに出会う)
次に「良いテキストに出会う」ですが、ここでは3冊ほどご紹介させて頂こうと思います。
A.「タイムリミットで考える相続税対策実践ハンドブック」山本和義氏著 清文社(2500円税抜き)
この本は、相続が起きる前にどうしておくことが大切か、という事前の対策についてわかりやすく書かれています。特に相続税対策のタイムリミットという観点から説明されている本です。また、相続発生前、相続発生時、相続発生後とその時々に起こり得ることや注意すべき点を相続の専門家がわかりやすく説明されていて、実に興味深いです。
B.「財産評価の実務」笹岡宏保氏著 清文社(4200円税抜き)
この本は、本のタイトルの通り財産を評価するための説明がなされています。株・借地権・土地といった財産を評価した事例がとても豊富に載っています。「さすが専門家!」と思わず唸ってしまう1冊で、「もう少し専門的に詳しく調べたい」という時にうってつけです。辞典代わりに使うと便利です。
C.「相続疑問が解ける本」天野隆著 エヌピー通信社(2000円税抜き)
3冊目は手前味噌で申し訳ございませんが私の著書を挙げさせて頂きました。この本は私のところによく寄せられるご質問の内容を9つの立場別にのせ、お答えしています。その立場とは、お父様であったり、お子さんであったり、または金融機関の方、不動産業者の方とその立場によって、ご質問の内容はそれぞれです。100の質疑応答を載せていますので、目次をご覧頂ければ簡単に疑問を解くことができます。
次ページは3つめのコツ「専門家と親しくなる」の紹介です。