前回、前々回にひき続き今回3回シリーズの最後になります。今回は相続に慣れている税理士法人の探し方とお付き合いの仕方についてお話していこうと思います。
Q.相続に慣れている事務所はどうやって探せばよいのでしょうか?
A.まず考えられるのは、どなたかに紹介して頂くという方法です。
1. 取引先の金融機関に紹介して頂くという方法があります。金融機関の方々はたく さんの税理士事務所を見てきています。どんな対応をしているのか把握されているわけですから、1つの判定基準をお持ちです。ですから、お願いして「どこか良い事務所ありませんか?」とお聞きになってみるとよいのではないでしょうか。
2.葬儀社にお聞きになるという方法もあります。葬儀社というのは相続ととても近いところにあります。最近は葬儀後、ご相談される方も多いようで「葬儀社から紹介して頂いた」という方も増えてきています。
3.生命保険会社の方に紹介して頂くという方法もあります。これは想像しやすいかと思いますが、相続が発生すると保険金がおります。生命保険会社の方々は日々、相続の研究をされています。ということは、相続専門の税理士とも関わりが深いわけです。
4.建設会社の方にご紹介頂くという方法もあります。建設会社とお聞きになると不思議に思われるかもしれませんが、土地をお持ちの方が相続税対策や相続された土地を有効利用されるために、建設会社の方にご相談されるケースもあります。そこで建設会社の方々も相続の専門税理士と親しいというわけです。
以上が、どなたかにご紹介頂くという方法です。他にもこれからお探しになるための方法があります。2002年6月末に税理士広告が自由化されました。今後少しずつ広告が増えてくると思われます。ですから広告をご覧になって気楽に税理士とお付き合いになられるとよろしいのではないでしょうか?