前回、税理士法人について簡単にご説明させて頂きました。今回はご質問にお答えする形式でもう少し深くお話していきたいと思います。

Q.税理士法人については大体わかりました。そうすると、これからみんな税理士法人になっていくのでしょうか?

A.現在、全国に33,116の会計事務所があると言われています。そのうち、税理士法人を設立した事務所は5月末で153法人となっています。当初、「100法人位になれば良いのでは。」と言われていましたが、ふたを開けてみれば想像以上の数になっていたことは事実です。ただし、全部の事務所が税理士法人にはならないと思います。

何故なら、1会計事務所の従業員数が5.2人(税理士資格を持つ先生1人も含めて)が平均です。また、10人未満の会計事務所は33,116件中29,858件と全体の91%を占めています。ということは、税理士法人は2人以上の税理士からなる法人ですので、設立する場合には、一般的には他の事務所と合同で設立しなければなりません。

実際に合同で設立する動きも少しはあります。しかしあまり増えないのではないかと思います。理由としましては、税理士法人の社員は対外的に全ての責任を無限に負わなくてはなりません。今まで1人で責任を負ってやられてきた方が、いくら親しいとはいえ相手の過失まで責任を負うというのは、実際には難しいのではないかと思われます。